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バイロイト パルジファルの舞台美術 [ドイツ]

 Taff会員のための、Parsifalの舞台美術についての講演があり、大道具をコンピューターで設計して、作り上げるまでのこと、様々な手作り小道具の苦労話などが紹介されました。
 Festspiele のHPのpodcast にも、公演で使う血液専用の冷蔵庫が紹介されていますが、実際3種類の食べられる血液を持ってきてくれて、私も一つ味見しました。シロップ味で、他にミントやコーヒー風味もあるらしいです。これらは、1幕の聖堂の儀式で、実際飲むとのこと。Amfortasが血液を流すタイミングは、シリコン等で作った血管を破り、音楽にあわせて、どこで、どれを流すか決まっているとのこと。
 2幕舞台左側のお風呂は、幕間に、50度に設定し、入る時点で36度になるよう準備され、積んであるバスタオルで、本当に普通に身体を拭いているとのこと。上方にある沢山の十字架は、各地の博物館などの写真を集め、作ったそうです。落ちてくる十字架は、それ専用の簡単な十字架を準備。
 3幕の舞台に散りばめられた瓦礫も、置き場所の図面があります。舞台奥の水浴(滝?)の水音は、やはり音楽の音量に合わせて、調整されるとのことです。
IMG_1020.JPG
自家製の血液
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