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東京春祭ワーグナー・シリーズ vol.8神々の黄昏 [オペラ(国内)]

 マエストロヤノフスキのリングチクルスが、ついに黄昏まで来た。この4年間で、自分の聞き方も温和になってきたが、N響が厳しい(らしい)ヤノフスキに食いついて行き、破綻しなくなったのは、確かな進歩だと感じる。勿論メンバーは同じではない。今年は、向山さんがチェロ首席を務め、音符が聞きとれる、舞台上の演奏ならではの体感も、ついにここまでクリアになったと思うと嬉しい。3幕で、多少綻びは見えたが、二日目の公演は、さらに期待できるだろう。
 歌手陣の主役二人(*)は、代役として3/29に来日したそうだ。ジークフリートは、かなり緊張ぎみだったが、幕が進むにつれて、少しずつ調子が出てきた。多分二日目目は、もっと堂々と歌ってくれるだろう。ブリュンヒルでデは、一幕では、かん高い絶叫が気になったが二幕以降は落ち着いたように思う。
 二人以外のソリストは、何の不安もなく、違和感なく、ゆっくり楽しませてもらえて、「春祭」の進歩に感謝したい。アルベリヒ、ハーゲン、ヴァルトラウテ、グートルーネも、来日されたゲストの皆さん、それぞれ素晴らしかった。
 客席にはカタリーナが来ていたが、明らかに太り過ぎ。夏までに何とかするのだろうか?
指揮:マレク・ヤノフスキ
*ジークフリート:アーノルド・ベズイエン
グンター:マルクス・アイヒェ
ハーゲン:アイン・アンガー
アルベリヒ:トマス・コニエチュニー
*ブリュンヒルデ:レベッカ・ティーム(4月1日)
        クリスティアーネ・リボール(4月4日)
グートルーネ:レジーネ・ハングラー
ヴァルトラウテ:エリーザベト・クールマン
第1のノルン:金子美香
第2のノルン: 秋本悠希
第3のノルン:藤谷佳奈枝
ヴォークリンデ:小川里美
ヴェルグンデ:秋本悠希
フロースヒルデ:金子美香
管弦楽:NHK交響楽団(ゲストコンサートマスター:ライナー・キュッヒル)
合唱:東京オペラシンガーズ
合唱指揮:トーマス・ラング、宮松重紀
音楽コーチ:トーマス・ラウスマン
映像:田尾下 哲
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