SSブログ

新国立劇場ーローエングリン [オペラ(国内)]

 フォークトのローエングリン最終日を聞いた。去年の夏までは、何万回歌っても、美しい声は変わらないように思えたが、私が認知していているだけで5年目くらい、声の変化を感じても不思議ではない。透明感のある声が少し太くなったように聞こえ、ローエングリンからパルジファル歌いに移行するのかなと期待を抱いている。ミュンヘンでは、タンホイザーにも挑戦、日本に持って来るらしい。バイロイトでは、今年一年だけ、パルジファルを歌い、来年から、マイスタジンガーのヴァルターに移る予定。自分にとって、フォークトの最後のローエングリンになるだろうと思う。
 ペトラ・ラングのオルトルートは、この日に限ってのことなのか、期待ほどの迫力が伝わって来なかった。エルザ役、マヌエラ・ウールの声は、密度が高く華やかで、幕が進むほど力強く、オルトルートとエネルギー差は感じられないほどのエルザだった。ちょっと音程が気になったのは、自分の耳のせいだろうか。オケは4階席では全体的に大きく聞こえるのだが、例えば、3幕場面転換の間奏はもっと躍動感をもって音で、ローエングリンの名乗りの場面は、ガチャガチャせずに、もう少し気を付けて美しく演奏してもらえれば、フォークトの歌唱がもっと引き立ったのではないだろうか。(G)
image1.JPG
image2.JPG
image3.JPG
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0