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Chebにて [チェコ]

 休演日ということで、バイロイトから一番近いチェコの町Cheb(ヘプ)へ行ってみた。狙いは勿論チェコビールだ。
 バイロイト駅からローカル線を2回乗り継いで、のどかな風景の中約1時間でヘプ駅に着く。2回目の乗り換えより、車内放送はドイツ語とチェコ語併用となる。駅前は広いが、かなり殺風景で、たらだら下る道を5分も歩くと旧市街の入り口だ。真夏なのに寒いほどの気温。
 旧市街の中心は、これもなだらかな下り坂になっている細長い広場で、周りを中世風の建物が取り囲む。まずは広場に面したiに立ち寄り、朝っぱらから地場のビールはどこで飲めるか聞くが、高校生くらいにしか見えない窓口の女の子は、自分はビールは飲まないから知らないと、愛想がない。
 広場をぐるりと回ると、やっと日が高くなり多少暖かくなってくる。広場の端っこにシュパリーチェクという可愛らしい歴史的建造物があり、その向かいが博物館になっているので、取り敢えず入ってみる。
 かなり大きな博物館で展示も充実しているが、ご多聞に漏れずお客さんは殆どおらず、係員は先回りしてビデオをセットしておいてくれたり、頼まれもしないのに説明役をやってくれて親切だ。
 彼が特にお勧めしたのは、城主が暗殺されたという寝室で、槍と血の付いた衣服が当時の位置で展示してある。別室にはガラスケースに槍が陳列されていて、これぞ本物だと言っていたが本当だろうか?
 その後、川を渡り一旦旧市街を出て、こぎれいなスーパーに入ってみる。(周囲にはホームレスもいたが‥)ビール売り場は無造作に箱を積み上げてあるだけだが、現地のものだけでさすがの品揃えだ。2Lのペットボトルビールがあって驚いたが、さすがにヴァイツェンは見かけない。
 戻って城跡に行ってみると、建物は殆ど残ってなくて、入り口の塔に登って市内を眺めるくらいなので、早々に広場に戻っていよいよビールだ。広場に面して眺めの良さそうな食堂のテラスに座る。ちょうどお昼で気温も上がり、お客も増えてきた。
 ふたりでスープとサラダが付いた定食(豚煮込み、魚フライ)と、ビール計3杯飲んで9オイロ。ひとり分の値段かと思ったが、これで全て、ビール1杯100円くらいの勘定だ。オイロで払えるが釣りは現地通貨。
 折角だからとドイツと同じような朝からオヤジが飲んでいる居酒屋にも行ってみる。ドイツ人観光客が多いのでドイツ語は通じるし、店も街並みもあまり変わらない。通りの看板やメニューが読めないだけだ。ビールはピルスだが、日本のものより重め。
 ここでちょっとハプニング、連れがトイレに行ったまま20分も戻ってこない。聞けば、本来店の人にいちいち鍵を借りる方式だが、たまたまドアが空いていて入ってしまって閉じ込められたとのこと。周りを見ればさすが昼から飲んでいるのはおじさんばかりで、女性は殆どいないので仕方ない。
 のんびりとした町で、物価も安くバイロイトからの半日旅行には最適だ。(B)
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