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バイロイト音楽祭ーラインの黄金 [オペラ(海外)]

 いよいよ第2チクルス開幕となり、アルベリヒ役の交代を無断で行なったとして、昨年のヴィンクラーの演技力を評価していたらしい演出のカストルフが、雑誌で批判したことが話題になり注目していたが、結果的には違和感なかった。今年のOleg Bryjak(オレグ・ブリヤークと読むのだろうか?カザフスタン生まれ)は、アルベリヒを得意としているそうで、見た目も怪異で声もドスが効いていて、太っている割りに動きも良かった。
 その他ドンナーとファーゾルトが代わっていて、グロイスベック(ザルツブルクでオックス男爵出演中、確かにギャラも役柄もそちらが魅力的)の交代は残念だが、ドンナーもハンマーの振り回し方のもったいぶったところなど、今年の方が良いと思った。
 この演目ただでさえ登場人物や場面転換が多いのに、今回演出は各人が室内外上下激しく動く上、歌っていない時もカメラに撮られており演技し続けなければならず、役柄の交代は大変だろうが、昨年より自然な動きになった。見ている方が馴れたせいもあるが。
 他の歌手ではヴォータンのコッホが、声に貫禄が無いが見た目•演技で合格。ミーメのウルリッヒもさすがで、大きな拍手を受けていた。
 ペトレンコの指揮は去年の印象と同じで、精緻で生き生きとしており、演出の疾走感と良く合っている。演出は私は好きだが、去年は演目が進むにつれ尻つぼみになっていったのでこれからだ。
 因みに前述のグロイスベック、ドイツのオペラ専門誌夏の音楽祭特集の表紙を飾っており、競技用自転車を抱えたマッチョなユニフォーム姿で、一瞬自転車の専門誌かと思った。本文でも数ページに渡り特集されていて、写真で見ると映画スター並の扱いだ。(B)
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家ネコいるのでイヌ禁止
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