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タンゴコンサート Tango Finlandes [コンサート]

 夏にベルリンに来たのは初めてなので、今まで知らなかった光景に沢山出会った。シュプレー川に面したボーデミュージアムの向かい側に、木造の演劇小屋があり、冬は空き家のようで、気になっていたが、夏の野外劇場だった。ベルリン最後の夜は、ここのタンゴコンサートに連れていってもらった。入場料は、13ユーロ、ヴァルトビューネのミニチュア版というか、普通の半円、階段席の劇場だ。周囲にはカフェ、ビール、pizzaなどの売店あり、劇場に持ち込み可能で、外にはテーブル席もある。日本では、意外とこの半円形の野外ステージは見ない気がする。
 全席自由、最前列には、クロスがかかった、二人用の小さな丸テーブルが4つくらいあり、カーネーションが生けてある。
 ガブリエラは空席を見つけるのが上手で、ヴァルトビューネも、今回も、遅く着いてあっという間に良い席を見つけ、ぐんぐん進んでいく。ここは、発泡スチロールのような、座布団付きなので、寒くならない。
 新旧とりまぜ、アルゼンチンや、ドイツのタンゴ、また、オクトーバーフェストで歌われるような、乗りの良い歌、歌無しの音楽だけの演奏もあった。キーボードはピアノの音色、アコーディオン、ヴァイオリン、コントラバスと、シンプルだが、皆結構聞かせてくれる。フィンランドのタンゴグループで、ヴァイオリンはアルゼンチン人、キーボードとアコーディオンはいかにも北欧系の白い肌だった。歌手が真顔でドイツ語のジョークを言いながら、次々演奏される。
 舞台からは、月が見えたらしいが、この日は、鳥のさえずりより、舞台後ろの大木の木の葉が風に揺れるさざめきが、音楽をひきたてていたと思う。屋外コンサートは、思っていた以上に楽しいものだ。
 舞台前は、スペースをとってあり、お客さんが、タンゴを踊れると始めに説明された。中年カップルが、何度も客席から出てきて踊り、雰囲気を盛り上げた。やはり、踊りもあった方がよい。
 昼間は海岸のように、日焼け用の椅子が並び、カフェかと思ったら、夜10時コンサートが終わると、隣のシュプレー川岸が、ダンスホールになっていた。曜日ごとに音楽のジャンルが変わり、地元の人たちが踊りに来る。外気は20度ちょっとで、爽やかだ。月曜日の夜11時に、こんなに盛り上がって、さすがベルリンの東方面は勢いがある。(G)
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