SSブログ

ベルリンフェストターゲ―ジークフリート [オペラ(海外)]

 バレンボイムの音楽は、ほど良い高さの波を沢山作ってくれるので、ふわっと浮いたり急降下したり、普段聞き流してしまっている音やメロディに意表をつかれた。音楽からジークフリートの弾ける若さを感じたのは、初めてだった。
 Lance Ryanは、スリムで、やはり鬘のとおり小顔で、演技がちょっとシャイで、あまり荒々しさを感じない、演出に合ったコンパクトなジークフリートだった。舞台には、ラインゴルトの時の黒子が五人現れ、大きな布を波うたせて、ファーフナーを表現していた。
 一幕のジークフリートのトンテンカンは上品で、最後住まいをノートゥングで、叩き潰して出ていく舞台に慣れていると、視覚的には物足りなさがある。でも、音楽が舞台を補って余りある、素晴らしいものなので、良しとしよう。アップテンポで、こんな生き生きした演奏もあるのかと、またバレンボイムは凄いと思う。(G)
DSC02457.JPGDSC02458.JPG
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0