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「フレッシュ名曲コンサート」爽やかな風に乗せて [チェロ]

 東京文化会館が都内の区市町村等との共催で、東京のプロオケに 若いソリストを迎え を、「 フレッシュ名曲コンサート」 を7月~3月 の間に23回開催する。 http://www.t-bunka.jp/sponsership/spo_b_5_12.html
 その一つ、9月22日、パルテノン多摩で、岸本萌乃加(Vn)さんがメンデルスゾーン、岡本侑也(Vc)さんがチャイコフスキーのロココを弾き、後半はブラ4というコンサートがあり、行ってみると客席が半分も埋まっていなかった。
 主催は、多摩市文化振興会と、東京文化会館、東京オーケストラ事業協同組合の協力ということで、東京文化会館に、チラシは置いてあったのかどうか、私は少なくとも、当日初めて、会場でチラシを見た。ソリストが、お客様を呼んでいる風でもなく、お手頃料金なのに、もったいない気がする。そもそもコンサートラッシュの東京で、自主公演と違い、地域で予算付きの催しは、チケット代を安くしても、気づかれないのかもしれない。私自身、二人しか集客出来なかった。でも、一方で、岡本さんにかぶり付きの席にアマオケ仲間を見つけ、八王子のカサドコンクールのことも知っていて、嬉しい出会いもあった。
 岡本さんのロココは、4月に名古屋で聴いた時とはまた変わっていて、とても軽やかで、テンポも早いようだった。さらに、優雅で、透明な雰囲気を醸し、今回も心のまま本番を楽しんでいるようで、客席に幸福感を届けてくれた。若い人は、どんどん成長し、目映いばかりだ。岸本さんは初めて聴いたが、とても清楚な感じで、コンサートの題名のとおり、「爽やかな」お二人だった。このシリーズで、岡本さんは3月いよいよドボコンを演奏する。

 2013年3月20日 (水) 祝日 15:00開演 保谷こもれびホール メインホール
 ドヴォルザーク チェロ協奏曲 ロ短調
           交響曲第9番ホ短調作品95『新世界より』
 指揮:海老原光 管弦楽:日本フィルハーモニー交響楽団

 パルテノン多摩に歴史ミュージアムがあり、戦時下の都内から多摩への学童疎開に関する企画展示を見た。70年前の写真はなるほど古いが、学童が描いた絵は明るくて、描きあがったばかりのように、鮮やかだった。一年の疎開の後も、地域の人達とのお付き合いが続いたそうで、いい話だと思う。何十年ぶりかで、疎開のことに接した気がする。(G)
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