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山崎伸子チェロリサイタル第5回 with 小菅 優 [コンサート]

 今年のピアノは小菅優さん。初めて聴いて、すぐに引き込まれた。アンサンブルもソロと同じ真剣勝負、相手のふところに飛び込むような、自分の音楽全てを相手に投げかけるような情熱を感じた。
 チェロとピアノのソナタは、音域の問題でチェロがピアノの音にかき消されたり、難所でピアノにひやっとさせられるようなことが、ままある。でも小菅さんに関しては杞憂、感情豊かに流れる音は透明でしかも角がなく、意思を持つ生き物のように、自由自在な音楽で、ピアノのふたを全開にしても、決っしてチェロの音を邪魔せず、ピアノだけを聴いても、小菅さんの美の世界を楽しめる。山崎先生は毎回ピアニストにとても気を配っていらっしゃり、今回、若い才能へ向ける先生のお優しい眼差しと、小菅さんのはじける若さで満たされたステージは画期的で、特にメンデルスゾーンのソナタ2番は、お二方の溶け合った音から豊かな色彩をイメージする、幸せな一時だった。(G)
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