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新国立劇場ーこうもり [オペラ(国内)]

 2006年、本場ウィーンの舞台を見せますと誇らしげだったツェドニック演出のこうもり、あの時はアイゼンシュタイン役のヴォルフガング・ブレンデルが、あまりにはまり役で、まるで本当に酔っぱらっているような名演技だった。やはり4階席だったが舞台上の活気がよく伝わってきて楽しかった。それに比べると、今回は歌手陣がおとなしく上品で、喜劇のテンションは上がらなかったような気がする。劇中日本語を混ぜる場面は、前より増えたが、違和感はない。ウィーンの舞台に溶けこめる日本人歌手が活躍するのは嬉しい。けれど、数ある笑いの場面で、今回は4階席では細部までわからないなと感じたのは、ちょっと残念だった。大笑いするような作品はまだ自粛するムードがあるのかもしれない。キャストの交代にもすっかり慣れたが、プレミエのときの意気込みを持ち続けてもらいたい。
 エッテインガーが、ヨーロッパでこうもりを振る姿はイメージし難いのだが、やはり硬くてゆらぎのないJ.シュトラウスだった。でも東フィルと色々CDを出しているようだし、きっと相性が良いのだろう。(G)
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