ドイツの金婚式

　早朝バイロイトを出てミュンヘンに向かった。予定通りミュヘンまでは着いたのだが、うっかりSバーンの駅を乗り越してしまい、車で迎えにきてくれたシュテファンの家族を３０分も待たせてしまった。ここはミュンヘンからSバーンで２０分ほどの郊外、シュテファン一家が前に住んでいたところだ。ご両親の金婚式で、親戚・知り合いが集まる。
　しかし金婚式の朝もう事件が起きていた。１１時にGottesdienstの予約をしたのに、なぜか、洗礼式とダブルブッキングされてしまい。仕方なく双方が前後３０分ずつずらすことで話がついたのに今度は神父が来ない・・・ということで、かなり遅れて始まった。
　賛美歌が今風な曲で、カソリックといえども時代の流れを全く無視しているわけでもなさそうだ。会食は近くのバイエルン料理のお店で、宿泊もできる伝統ある店だった。お客さんは６０人くらいいたと思う。裏庭には森の中のビアガーデン、表庭にはものすごく高いマイバウムが立っていた。
　４人の子供達、孫たちに囲まれて、金婚式を迎えられたご両親はとても優しく朗らかな人たちで、私も日本からのゲストとして紹介され、今朝バイロイトから来たと言うと、あれこれ聞かれた。
　ワーグナーを好きな人も嫌いな人も、カソリックの神父や、無信教のミュージシャンも同じテーブルにいて、とても開かれた明るいお祝い会だった。
　ご両親は７５歳と７６歳まだまだ若くて元気、頭も抜群に冴えている。いつまでもお元気で仲良くいていただきたい。（Ｇ）

パーティ会場のブラウライ

１８９９年製ヴァイツエンビアーの栓をする器械が入り口に展示されている

すごく大きいMaibaum

裏庭のビアガルデン、寒くてだれもいない

子供たちから記念アルバム