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メトロポリタン歌劇場-連隊の娘 [オペラ(海外)]

 メトロポリタンオペラは、寄付金で成り立っている民間の劇場だ。州の予算を貰っている多くのドイツの劇場とは随分勝手が違う。月曜から木曜までのオーケストラ席を毎日200席寄付の形で購入している人があり、それが、1枚20ドルのRushTicketとして開演2時間前に売り出される。一人2枚買えるので、売り出し2時間前くらいに並ぶとだいたい順番が回ってくるとのこと。
 2月22日は友人が付き合ってくれてこのラッシュチケットに並び、一階後ろの方のオーケストラ席をゲットすることができた。演目はドニゼッティ「連隊の娘」、マリーという所謂スーブレット役の若い快活な女性がヒロインだ。Diana Damrau は当たり役で、歌って踊って、演技してと素晴らしく楽しい舞台だった。お客さんの反応も明るく、楽しそうに大声で笑う人もたくさんいる。
 音楽の途中でも楽しい場面では拍手し、自分が楽しむことに夢中のようだった。娘の恋人トニオ役テノールにハイCの聴かせどころがあり、どの場面もコミカルな演出で、Kiri Te Kanawaのクラッケントルプ公爵婦人が、本来はないチャーミングな喉を聞かせてくれるなど、舞台そのものもが見ごたえがあり、とても楽しかった。安心して観ていられる舞台は、さすがメトロポリタンだ。(G)
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