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ドイツ語1週間 [ドイツ語]

 授業が始まって、一週目が終わった。若い男の先生がとても丁寧で親切、繰り返し単語を復習してくれるのでありがたい。考えてみれば、生徒はこちらで生活している人ばかり、実際の生活に必要なことを教えてくれる。皆母国ではちゃんとした仕事をしていて、できれば、ウィーンでも働きたい人が勉強に来ている。自国の資格をウィーンで証明してもらう手続きにも詳しい。
 私にとっては、ドイツとの違いを知ることは興味深い。軽い民俗学とも言える。ウィーンはまだまだ階級社会、今でもいろいろなTitelがあるそうだ。確かにネットをチケットを買うとき肩書きの欄がある。ドイツではもはや自分をDr誰それなどと言わないが、こちらでは電話照会の時など、自分の名に肩書きを添えて名乗った方が丁寧に扱われるそうだ。
 バイト先の電話番でも、自分の資格を明らかにしただけで、周囲の扱いが全く変わったと一番プライドが高く、とても聡明なカナダ人女性が話した。彼女は現在でも生活には全く困らないが、子供と正確なドイツ語で話して、ウィーンでもインテリとして生きていきたいのだと思う。
 私の机には、19歳の台湾人歌手と、ペルーの大卒中年主婦、中国の大学でドイツ語も勉強してきた元ジャーナリストの若い主婦がやってくる。東洋人と出会ったのはウィーンが初めてだ。
 ちょっと話してみると、大体相手の感じがわかる。台湾の子はまだ19歳なので、言葉の概念が理解できないことがあり、漢字で説明してあげると納得する。中国人はかなり優秀だと思う。あと発音さえよければ、仕事に就けるのではないかという気がする。
 唯一の現役大学生はスペイン人、やはり話がしっかりしている。その他スペイン系の人はみな本当に明るく、感じがよい。
 家の近くにBioショップがある。家主がBio派なのは、食品や洗剤を見るとわかる。お店はすぐに見つかり、美味しいVollkornbrotと蜂蜜といういつもの朝食をとっている。やはり、こちらでは美味しいパンに出会えることが一番嬉しい。既に常連になりつつあり、昨日は店員の女性にこの前買ったマンゴーシャンプーは気に入ったか尋ねられた。たまたま隣でチーズを選んでいた若い女性に日本人かと声を掛けられ、日本語で挨拶された。お互い近所に住んでいるようなので、また出会うだろう。
 金曜午後、珍しく家主に会えた。思ったとおり、毎日音楽を聞いて、全部頭に入っているのかと問われた。誰でも毎日何か読むのと同じように、私は音楽を聴くのだとと答えたら、一応納得してくれた。(G)
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