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ウィーン国立歌劇場-トリスタン最終日 [オペラ(海外)]

 suche Karteをしている人が居れば、売ってしまおうかと思うほど、沈んだ気分で、トリスタンへ向かった。逆に入り口にはチケットを売りたい人が何人も並んでおり、まあせっかくなので、最終日を聴くことにした。
 今日の席はパルケット。始まりはやっぱり、「へニャってる」感じがしたが、どうしたことか、一幕後半からどんどん音量が上がってきて、もう歌など聞こえないほど、盛り上がってきた。
 席のせいなのか、最終日で指揮者がキュッヘル氏に演奏をお任せしたのか、すごく自由に自然に聞こえた。指揮者はこの前も今日も特に何かしているようには思えない。体は大きいが、指揮は小さく目立たない。
 一幕で媚薬を飲んで、静まり返っているところで、携帯メロディがなったり、三幕冒頭の牧童のイングリッシュホルンのかすかな音色に重なるように、携帯の振動音がまた鳴った。それでも、ウィーンのパルケットはロジェや上階の席より、真剣に聴く人が多いようだ。
 やっぱり、ウィーンフィルはすごかった。何気なく、こんな風に生き生きと、全曲演奏することができるのだ。定期が済んだところで、気分が良かったのだろうか。今日は聴いてよかったと心から思った。(G)
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