SSブログ

カチャカバノヴァのオペラトーク [オペラ(海外)]

 前後するが、日曜午前11時から、Theater an der Wien で、カチャカバノヴァ(Káťa Kabanová)のオペラトークがあった。指揮がペトレンコ、演出がキースウォーナーのニュープロダクションで、プレミエは4月13日の予定。
 舞台に5席用意されていたので、ペトレンコも来るのかと期待したが、主役の歌手4人と司会者だけで、お客さんもあまり入っておらず、カチャ役のMelanie Dienerは「少ないわねえ」というおどけた表情を見せていた。
 カチャ・姑・夫・愛人の4人が登場して、ヤナーチェックの役についてや、チェコ語の問題、音楽の印象、原作「雷」についてなど尋ねた。
 カチャ役が主に話したが、彼女は言葉のメロディーを大事にして、生き生きとした言葉心がけていると言っていた。
 ヤナーチェックが人の言葉をすべて音符にしたのは、有名な話だ。音楽は雄大で、ワーグナーのように、遠くを見てる感じで、どこに居るかわからず、同じ場所に留まることは無いと。
 姑役のAnia Silyaは1970年からヤナーチェックを歌っている大ベテランだ。発言も含蓄があり、役については演出次第で、ヤナーチェックの音楽はサロメみたいに難しく、Hauchという単語を使ったが、軽い息遣いみたいなものだろうか、怒っている場面でもリズミカルに歌うようにしているとのことだ。
 男性の二人は英語だったが、司会者がドイツ語に訳してくれる。演出については、姑が嫁にあんまりばらすなと言ったり、夫のキャラクター設定が単に、ひ弱な役ではないとか、キースウォーナーの新しい解釈がお目見えするらしい。
 街中でも家でもウィーン訛りで、ドイツ語圏でないような不安な感じだったが、今日は劇場で標準語を聞けて、ほっとした。(G)
オペラトークDSC03377.jpg
an der wien 正面DSC03380.jpg
an der Wien1DSC03373.jpg
an der wien 天上DSC03375.jpg
カールスプラッツで日向ぼっこ
カルスプラッツ日向ぼっこDSC03392.jpg
犬も散歩
犬も散歩DSC03394.jpg
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0