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晴れてパリ出発 [フランス]

 今回は晴れて、順調にパリを発つことができた。去年一ヶ月苦労した甲斐があり、今回は満足のいく滞在ができた。
 公共機関で行けないほど早朝の飛行機を取ってはダメというのが、去年の教訓。今回は北駅からRERに乗り、AntonyでとOrlyvalというモノレールに乗り換える普通の方法で難なくオルリー空港に着いた。マイナーなDの出発ロビーも綺麗になり、全てが、順調だった。
 昨日は北駅を下見してから、去年行かれなかった、サラザールへ行ってみたが、思っていたような、古い駅の面影はなく、工事中という感じだった。ガルニエにちょっと立ち寄り、ルーヴルへ向かった。人が少ないのでとても歩きやすい。
 ルーヴルの地下が唯一開いているパッサージュではないだろうか、ぶらぶら見て、ウィーンの家主にちょっとしたお土産を買った。
 夜のことを決めかねていた。ちょっと疲れて意欲減退ぎみ。ガルニエ、サルプレールのバルトリ、シャトレとそれぞれ催しはあるが、土曜に窓口で尋ねた感じでは、バルトリは売切れで無理だと思い、行ったことの無いシャトレに賭けることにした。
 意外にもチケットはすぐ取れた。出し物はルーセルのパデゥマラトPadmâvatîという、インドのお話。初めからオペラバレーとして作られた、いかにも、フランスらしいお楽しみスペクタクルだ。本物の馬や象が登場し、良く慣れていて、とても可愛かった。バレーというか、日本風に言えばダンスのようだ。
 新国立のオペラに出てくる情けないバレーと比べ、「踊り」の可能性はもっと無限だと感じた。これしかできませんという日本のバレーのミスマッチな振り付けは、もっと進歩を期待したいところだ。
 今回の雑感。パリの宿Chabrol Operaは勝手知ったる、カルティエにあり、東駅から近く地下鉄7のPoissonniereの出口のほぼ目の前だった。
 二つ星でかなり古く、部屋も狭い。夜、椅子の背もたれが壊れていることに気づき、翌朝に椅子が壊れているので替えてくれと言ったら、「plus tard もう遅い、他の部屋は無い」と言われ、いいえ椅子だけ交換してくれればいいのだと言ったが、若いお姉さんには権限がないようで、他の椅子は無いと言われ、まあ、安宿だし・・と引き下がった。でも夜帰ってみると、椅子が修理されており、ちゃんと対応してくれたのだと嬉しかった。
 思うにパリの中心部、セーヌ川沿いの観光地はやはりパリの中でも特別華やかな場所で、パリの人全てが、この中で生活しているわけではない。日常はもっと地味だし、働いている人も、北駅付近は黒人がとても多い。パリは区によって、特徴があり、南西はだいたい静かな住宅地だが、このあたりは、ちょっと前までは危険区域だったようだ。
 去年はそれでも怖かったが、今回は休暇中で、とにかく人が少なく、不穏な場面に出くわすことは無かった。今回は南に行かなかったが、オペラやコンサートをメインに考えれば、この当りはとても便利で、シャトレ駅の長い地下道を避けるためには、7番のメトロを使い、サルプレールにはバスも2番のメトロもあり、バスチーユにも一本だし、快適だった。
Orlyval
OrlyvalDSC03276.jpg
 ウィーン行きのスカイヨーロッパの飛行機は6席×25列の小さいものだった。空港もそんなに混んでなかったので、手荷物のみでバッチリ、乗り込んだ。(G)
飛行機DSC03281.jpg
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