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畠山記念館・BIOMBO・モリゾ [美術・博物館]

 後期になってドイツ語の授業の雰囲気が変わり、前期のように打ちひしがれることもなく、皆午後を楽しめるようになった。友達に誘われ美術館通いを始めると、また、新たな世界に引き込まれた。

 BIOMBOとは屏風のこと。二つの金屏風の絵を一双として組み合わせ、片方を江戸時代海外に贈ったものが、ボストンから里帰りして、一つの作品として蘇った素晴らしい企画もあった。海外でどんな風に使われたのか、保管庫に直行したのだろうか、まっさらなものも、汚れているものもあり、当時のオランダ人の出立ちが目に浮かぶ。(サントリー美術館)
 珍しい、女性の印象派画家モリゾの作品は、今日私達が写真として残す日常の一コマ、娘へ愛情を注ぐ母親の目から見たアングルのものが多く、彼女をとても身近な同時代の人のように感じる。(東郷青児美術館)
 白金の畠山記念館は茶道に関する美術品を収集しており、利休の作品もある。こんもりした庭には茶室があり、静かで心休まる空間だ。掛け軸の表装形態と利休の私信の解説を聞いて、昔練習した「かな」の感触が、急に懐かしく思い出された。(G)

 


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