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京橋の画廊と猫ちゃん通り [美術・博物館]

 京橋の東京近代美術画廊で、義母が通っているアトリエの生徒さんの展覧会をやっている。母は主にネコの絵を出していて、私は昼間留守番の手伝いに行っている。通りの向かいは「京橋猫ちゃん通り」で、猫たちの写真と速報、カンパの貯金箱が置いてある。時々、猫の歩く姿も目にする。猫好きな母の先生も、お隣の会場の先生も独自の猫を描いており、みなとてもかわいい。

 美術館に行って、気に入った絵を見つけたとき、何度も戻って見るうちに、見え方が変わってくることがある。目が慣れるというのか、細かいところまで見えるようになる。でも時間にすると、一点合計3時間を越したことはないと思う。
 例えばモネの睡蓮は、どの作品も斜めから次第に近づいていくとき、ぐっと迫ってくる気がする。今回のように、画廊に詰めて同じ絵を二日間も見続けるという経験は初めてのことで、昨日の朝の第一印象がどんどん変化し、昼休憩後、そして今日になると、作者の見ただろう物で初めは気づかなかったものが、次々見えてくるのに驚いた。花びらの返りのやわらかさ、差し込む光、描かれていない奥の空間・・・音楽に比べ絵は形が残り、長時間見つめることができ絵画鑑賞という新しい「時」の過ごし方を知ってしまった。
 生徒さんに勧められ画廊内のほかの会場の絵も見に行ってみると、また雰囲気が全然違い、とても楽しいものだった。明日は何が見えてくるのだろう。(G)


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