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チロル州立劇場-椿姫 [オペラ(海外)]

 順序が逆になったが、インスブルック初日に見た「椿姫」はヴィオレッタと、アルフレードの父ジェルモンの二人が、Kimという名前のソウル生まれの韓国人だった。
 アルフレードはClaude PIA、地味なセーターと眼鏡姿の超真面目学生風の演出だった。
 ヴィオレッタ役はすごい人気だったが、ソロの時いつも声が上ずって、オケが入るときに、ピッチが合わない。だんだんにオケが合わせてくれるようになった。最後の声量はみごとだった。
 バスの声もとても太くて、目指せヴォータン!という期待を感じた。初めから音楽全体が重くて、とてもイタオペではなかった。アルフレードは優しいテノールだった。(G)

↓劇場前にいつも馬車がいる


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