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ティーレマン・ミュンヘンフィル-ブルックナー8番 [コンサート]

 ティーレマンを聴きにミュンヘンまで来た。ブダペスト・フェリヘジ空港の第2ターミナルは、格安航空会社が発着する第1ターミナルに比べ、大分近代的だ。それでもルフトハンザのチェックインに非常に手間取る。

 ミュンヘンも雨交じりだが、この時期にしては相当暖かい。コートを着ていない人もいるほどだ。ガスタイクのアーベントカッセは行列が出来ていた。
 良く知らないがブルックナーはギーレンとは別の版なのだろう、大分印象が違う。1楽章終結部や2楽章のトリオなど全く別の曲である。演奏時間も10分ほど短い。
 ティーレマンの演奏は起伏のあるロマンティックなものだ。盛り上がるところはすごい。このホールはベルリン・コンツェルトハウスに比べ容量が大きいが、ミュンヘンフィルはものともしない。弱音部のホルン、ワーグナーチューバの美しさも絶品だ。
 全曲終了しても指揮者が指揮棒を降ろすまで全く無音。バイオリン奏者も弓を構えたまま静止だ。10秒はあったように感じた。その後拍手と歓声が続いた。


 せっかくミュンヘンまで来たのだからと、パウラーナー・イム・タールとヴァイセスブロイハウスをはしご。(B)


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