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マンハイム-ラインの黄金 [オペラ(海外)]

 朝、ZDFのmorgenmagazinを見ていると、いろいろ特集があるが、2年前のこの時期に比べ、クリスマスや新年の盛り上がりがあまり感じられない。ワールドカップで燃え尽きたのか、ミュンヘンもレーゲンスブルクもWeihnachtsmarktの賑わいが今ひとつだった。また、暖冬のせいで、雪不足、レーゲンスブルクの男の子も人口雪のスノーボード合宿に行った。普通は簡単に雪山に行けるのだが、今年は雪を求めて、2時間バスに揺られねばならないとお父さんが笑っていた。
 夜が長いこの時期、日本では想像出来ないのが、夜明けの花火中継だ。7時ごろでも、夜空の花火が楽しめる。他には裸足で生活しているニ人の中年のインタビューも珍しかった。一人は奥さんが医者で、旦那さんは膝がずっと悪く、裸足生活を始めてから、快調だとのこと。フライブルクなので自然の中を歩く姿は気持ちよさそうだった。もう一人はバイエルンの奥さんで、子供の時から裸足好き、街中の買い物もオペラに行くのも、登山も裸足とのこと。女性であるだけに、周囲は驚きの眼差しを向けていた。
 ワーグナー演目に過度の期待を持って臨んではいけないとすでに学習しているので、マンハイムのラインゴルドは良かったと思う。
 指揮はAxel Kober若そうに見えた。音楽は軽やかで、初めはぶつ切れの感じがしたが、次第に角のとれたまろやかなきれいな響きに心地よさを感じるようになった。弦と木管は透明な音色で、ごまかしもなく、きちっと演奏していた。1999年プレミエで、今回チクルス上演なので、気持ちも入っているのかもしれない。コンサートマスターが年配の男性で、よくオケを束ねているのか、とても慣れていて、歌とのずれも、オケの乱れもなかった。ただ、しょっぱなのホルンのラインゴルドのモチーフで最高音が出なかったのに連動して、ペットも失敗、この二人だけが終始聴衆に不安を与えていた。 
 歌手の声量はホールのサイズには十分だった。アルベリヒ(Carsten Mewes)は声がよく響いて、余力もあり、とても良かったと思う。舞台は特筆することはないが、巨人族が集団で登場する演出だった。(G)


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