新国立劇場-ドン・カルロ [オペラ(国内)]
ぐずつく天気の中、当日券で行って来た。また席割が変わったようで、HPには載っているF席は無いと「ぴあ」で言う。結局手に入ったのは、4階Lのはじで、下手側が半分見えない。非常にストレスが溜まる。
舞台装置が、カネが無いのか灰色のPC版のようなものを前後左右に動かすだけで、歌手が見えず歌だけ聞こえてくると、自宅でCDを聞いているようなものだ。仕方ないが・・
演出は、装置・衣装同様演技も押さえた動きなので、シーズン開幕の新演出としては地味なもの。ヴェルディの代表作としてもう少し工夫が必要では?これなら前回のものが良かった。
歌手は、例によってイタリア人はひとりもいないが、皆声量があり、高校生のカヴァレリアの時のようにオケに埋もれて聴こえないなんてことはなかった。
脇役だが、マイスタージンガー・ベックメッサーでいい味出していたガントナーが、今回代役ながら二枚目役、宗教裁判長の妻屋さんの迫真の演技とともに印象に残った。(B)
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