「香道」体験 [芸能]
香道を習っている友人に、一度お稽古に連れて行ってもらった。初めて見る世界だ。香道については御家流のHPを一応読んではみたもののよく分からなかったが、百聞は一見にしかず、今は優雅な競技だなと感心する。絶対音感のような、絶対嗅覚みたいなものが無い限り、七種の香木の香りを覚えることが、前提になる。その相違を言い当てるのだ。季節のテーマ、今回は納涼香と荷葉香(はすの葉)だったが、これに和歌や季語のようなものが関わって来てイメージが膨らむ。
香木がものすごく高価で、良いもの求めるのは難しいそうだ。香を聞くときは鼻の近くで左右片方ずつ深く吸い込むのだが、片方でしか匂いはわからないと聞き驚いた。人により、その日によっても違うそうだが、確かに私も片方は、頭のてっぺんまで突き抜けるように香が通るが、もう片方は日常の嗅覚程度だった。深呼吸は体に良い言われるが、恐らくは薬効もある香木の香を一生懸命吸うことは健康にもよい素晴らしい楽しみだと思う。複雑で優美なキャラの香りに魅せられてしまった。(G)
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