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アムステルダム リングチクルス-ラインの黄金 [オペラ(海外)]

 今日はラインの黄金、やはり、始まりと言う感じで力が入っている。舞台変化も超豪華。オケは舞台下だが、舞台足場の間からよく見える。皆さんお気楽で、トランペットのおじさん二人はおしゃべりしていたり、何度も欠伸もしていた。地下の金床を叩くところは、ホルン、ワグチューの人たちは一斉に耳をふさいでいた。
 チェロもジークフリートの時だけ、雇われトップだったのか、東洋系の若者だったが、黄昏の二幕からいなくなって、西洋人になった。今日は奥の方のトルコ系に見える、若者が難所でサボって笑っていた。やる気がないというか、舞台が主役だと思っているみたいだ。
 オケが軽いのは、特に舞台上にいたジークフリートの時。黄昏では始まりの符点がとにかく、はずんでしまい、スキップのリズムだ。今日もまた、はずむ符点だった。指揮者自身がはずんでおり、よほどのところ、例えば巨人族のテーマくらい重いところでは、ようやく、地べたを這う感じがする。ほとんどは上へ飛んで指揮している。
 一方では、とても透明感がある音色に、驚くことも度々ある。ワーグナーではないみたい。バッハのような・・・とにかく、オケを舞台に上げるのは止めてほしい。音が下に抜けてしまうようだ。

 最後は必ず立ち上がって皆拍手する。席が一列目で、しかたないから立つけれど、何が良いのかわからない。習慣なのかしら。
 アドベンチャー席の集合場所が入り口にある。どうやって席を決めているのか?今日の演出では確実に最初は見えないはずだ。舞台装置が移動して、途中から席が見えてきた。今日とワルキューレは真中の島の両サイドだ。同じ値段なのに、やはり、歌手は真ん中で歌うから、今日は遠かった。
 一列目の座席に印刷された紙が置いてあり、Informationとして、ラインゴールド公演中は特に火を使った効果を用いていますが、危険はありません、と書いてある。毎回火が出るよ。

 奇想天外な舞台装置、大スペクタクルを実現したという点では、ワーグナーもお喜びかもね。こんな大ががりな舞台装置を日本人は考えつくだろうか?人とハイテク両方を総動員しているようだが、安全性の点で日本での上演は無理だと思う。(G)


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