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バイロイト音楽祭ーさまよえるオランダ人 [オペラ(海外)]

 本日は「オランダ人」で18時開演なので、昼間ビアガーデンに行った。バスを乗り継いで、某所に11時半頃着いたが、まだお客はまばらだった。12時になったら急に混んできて、ベンツのマークのついたつなぎを着た若い子達が 8人、肉食ってビールらしきものを飲んで、ベンツを運転して帰っていった。
 オランダ人は昨年の新演出だが、評判の悪かった首吊り場面も今年もやっている。幽霊船が出てこない読替演出だが、もう慣れてしまっているのか、特にブーも出ない。
 歌手は他の演目と同様、皆素晴らしかった。
 ゼンタ役は今年、バイロイトでフライヤとグートルーネを歌い活躍している。ゼンタとしては声が優しく、他の二役でも美声を聞かせてくれる。ゼンタはヒステリックな役どころが一般的だが、昨年のゼンタより、人柄が出て作品にとってはプラスになると思う。
 オランダ人は、物語として、普通に幽霊船を出して欲しいという声はないのだろうか。バイロイトではありえないだろうが、舞台の作り手と、お客さんとの要望は一致しない。クリエイティブであれば、お客さんに無理矢理、嫌な場面を強要して良いのか。ウクライナ問題が起こったことで、この演出はあっという間に、不適切になったのでは無いかと心配だ。こんな悲しくて悲惨な舞台を大枚叩いて見たくも無い。
 話題の女性指揮者は、個性はなく、可も不可もなく、とりあえず破綻せず進んだが、以前のティーレマンのオランダ人を思い出すと、雲泥の差だ。振れることと、聴かせる演奏をすることは別ものだ。

Musikalische Leitung Oksana Lyniv
Regie Dmitri Tcherniakov
Bühne Dmitri Tcherniakov
Kostüm Elena Zaytseva
Licht Gleb Filshtinsky
Dramaturgie Tatiana Werestchagina
Chorleitung Eberhard Friedrich
Daland Georg Zeppenfeld
Senta Elisabeth Teige
Erik Eric Cutler
Mary Nadine Weissmann
Der Steuermann Attilio Glaser
Der Holländer Thomas J. Mayer
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