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京都南座 玉三郎特別公演2021夏 [芸能]

 申し込んだ5月の京都南座の舞台体験ツアーは、感染拡大のため中止になり、チケットは払い戻しになったが、今回は運よく玉三郎の特別公演を見ることができた。
以下はHPのコピー。
一、口上(こうじょう)
 2年ぶりとなる南座での公演にあたり、玉三郎よりご来場の皆様にご挨拶申し上げます。これまでの舞台で実際に使用した、豪華絢爛な打掛の数々も披露いたします。
二、雪(ゆき)
 芸妓:坂東玉三郎、三絃・唄:富山清琴、筝:富山清仁
 江戸中期の天明期につくられたとされる地唄の曲で、大坂・南地の実在の芸妓をモデルにした哀婉な女心をうたっています。今は俗世を離れて仏門に入った芸妓が、雪の夜に一人淋しく恋人を待ちわびた過去の思い出を回想します。
三、鐘ヶ岬(かねがみさき)
 清姫:坂東玉三郎、三絃・唄:富山清琴、筝:富山清仁 
 長唄『京鹿子娘道成寺』を江戸で初演した初世中村富十郎が、その後上方唄を用いて再演したときの曲が伝わったとされる地唄です。清姫が恋する安珍を釣鐘ごと焼き殺したという「安珍清姫伝説」の後日談の形をとり、美しい桜の下で若く、高貴な女が舞い踊ります。

 通の方々が自身のHP等で詳しく舞台の説明をされているので、私は素人の印象のみメモしておく。
 4枚の打掛は玉三郎が身に着けて、舞台上で美しい姿を披露してくれる。どれも素晴らしい。
 雪、鐘ケ岬は地唄。地唄とは江戸時代上方の三味線音楽であり、劇場ではなく、室内楽のように、狭い空間のお座敷や家庭などで歌われ舞われた。自分は武原はんの映像で予習したが、鐘ヶ岬は歌も踊りの手もうっすら記憶にあり、自分が習ったかどうかは分からないが、日本舞踊のお稽古で、誰かが習うのを繰り返し見ていたのではないかという気がする。私が昔習ったのは坂東流だった。玉三郎は14歳から鐘ケ岬を踊っているという。
 武原はんの舞は年代により変化し、晩年の、動きを止めない踊りはとても美しく優雅で、踊り手の気配を感じさせない。
 雪は白い衣装で傘を持って踊る。口上では、武原はんの舞とは違い地唄を歌舞伎役者が舞うという前提で見てほしいというような話だったと思う。確かに武原はんの雪は、動く絵画のように、どの一瞬を切り取っても美しい。玉三郎の踊りにイメージを重ね合わせて観て、やはり美しかった。
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