SSブログ

バイロイト音楽祭ーニュルンベルクのマイスタージンガー4 [オペラ(海外)]

 楽しい楽しいマイスタージンガー。ここまで演劇的舞台になると、もう音楽に敢えて集中せずとも、公演を楽しもうという気になってくる。去年と舞台セットが変わったのは2幕。中庭のような芝生が取り払われ、ヴァンフリート広間にあった、ピアノや椅子が二つの山に分けて積み重ねてあり、その間が通路になっている。またコジマの大きな肖像画の後ろにエヴァとヴァルターが後ろに隠れながら移動しているように見えた。
 公演前日、ザックスとダーヴィット役のサイン会に並んだが、Michael Volleのテンションの高さに圧倒された。一方 Daniel Behle の素顔が知られておらず、念のためプログラムの写真をサイン会の係の人にこの人に間違えないか尋ねたが、慌ててgoogleで顔を確認してくれたほど。CDが先に並んでおり、とても美男で、舞台上の姿からは、かけ離れていた。
 劇中のザックスは、サイン会の時の予感通り、昨年以上に喜劇の主人公としてテンションが上がり、寡黙で、思慮深いマイスターのキャラクターでは無かった。ベックメッサー役のKränzleは体調が悪く、リハでは歌わず動きだけ確認したらしい。でも、本番の歌も演技も完璧、この二人のコンビネーションは益々磨きがかかり、昨年の驚き以上の衝撃だった。
 ヨルダンをないがしろしたわけではないが、2幕最後、演出が変わった事に気を取られ、せっかくの音の技を聞き逃してしまった。やはり、ヨルダンは、控えめなタイプなのだろうか。舞台と音楽の融合が素晴らしすぎるのも良し悪しなどとは、贅沢な悩みだ。
18DE71A9-BF2A-4DC0-BD48-005899C3E5B6.jpeg
4698C44C-5C63-4474-B14C-13BDB927F87C.jpeg
9F4D6327-74A4-4832-AEC7-DACD4ECA227F.jpeg
8/5撮影のMolly und Marke
A148602E-B4DF-41A2-B14C-AF87BE113FFD.jpeg

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。