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BDLO 2018コンサート終了 [コンサート]

 金曜日夜から始まったオケの練習は、思った以上にとても丁寧だった。大きな音を出すのではなく、音を聞き、ハートで感じるよう、繰り返し指揮者から言われた。自制心を失ないそうな大音量の場面では、keinen Krieg!、kein Fleisch! などの指示があり、日本には無い表現が聞けた。4楽章のブラ1のようなメロディを、freundlich! なるほど、簡単な言葉で、音楽の雰囲気を表現できる。また、ピュアに美しいところは、ハートマークを書くよう言われ、その気持ちを共有したいという。音楽を糧に生命を維持しているような、音づくりに身も心も捧げているようなマエストロだった。
 パート練習も、ゆっくり何度も、全員がパートの音に耳を集中できるまで繰り返し練習する。指揮者は全体的に、ゆっくりめの、演奏可能な、どの音にも心をそそぎこめるような音楽を導く。それで、勢いで、やっつけ仕事になりがちな、4楽章のフーガ以降は、カットされることになった。長すぎること、金管がきついという理由のようだ。チェロは、本来、5ページ半、休み無しに弾き続けるところ、一番の弾きどころの4ページがカット、高弦も、ホッとしたような、残念なような気分で、昨日はちょっとショックを受けたが、ワークショップとしては、いい加減な演奏はしたくないということなら、致し方ないだろう。
 ワークショップ初日、ハンス・ロット協会会長が、近くに住んでいるそうで、ご挨拶に来て、ハンス・ロットのことを熱く語り、演奏会を楽しみにしていると言って、帰って行った。本番を聴いてどう思われただろう。
 ビュルツブルクの教会でのコンサートのお客様は、今年は少ないようで、5〜60人位に感じられた。一応、10オイロの入場料は取っているようだ。
 ドイツのアマオケは、たくさんあるが、日本のように大曲はあまりやらないそうで、このBDLOのイベントは、大人気とのことだ。各パートに一人、プロが入るのに、トロンボーンはちょっと。ホルンはとてもうまく、ペットは段々と調子を上げた。ただ、入りを間違えたり、指揮のテンポをつかめない人がいるのは、準備不足ではないかと思う。弦楽器はどのパートも難しかったようだ。
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