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シュトゥットガルト歌劇場-WUNDERZAICHEN [オペラ(海外)]

 なぜ、Wunderzeichen ではなく、ZAICHEN なのかよく分からないが、もじりと思うことにした。これは、音を楽しむオペラであり、アフタートークに、作曲家、指揮者、演出家、歌手、プレトークにも出た女性を含め総勢5人登場。指揮のカンブルラン氏の話によると、騒音と音楽の境い目を体感できるということ。たとえば、人が何かにドキッとしたとき、体や頭はその音を感じている。そういう、血液が流れる音や、呼吸、脈の音などを、表現しているらしい。楽器の使い方も面白く、例えば、ホルンのマウスピースに息だけを吹く音、叩く音、ピアノの弦を弾く音、打楽器に聞こえる低弦の音などは見てわかる。アフタートークで出る質問は、何でこんな音楽?的なネガティブなものが主だが、作曲家は、口下手らしく、上手く答えられない。その点、はっきり説明できるのは、カンブルラン氏だ。冒頭の弦楽器の弓は、何?という質問には、明確に答え、弓を動か速度が、呼吸の変化であり、搭乗口を突き進む時は、武器にもなると。
 公演に人は余り入っておらず、ちょっと見、1/4位だろうか。場面はテルアビブ空港だが、そこから脱出できない人間が、体から発する、救いをもとめても届かない信号のようなものを感じる。
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