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モルゴーア・クァルテット第45回定期演奏会 [コンサート]

 横浜でのショスタコ全曲演奏会以来、1年ぶりに行ってきた。場所は東京文化の小ホールで、8割ほどの入り。 http://gruen.blog.so-net.ne.jp/2016-01-01
 1曲目、ベートーヴェン作品18-4はアマチュアでも良くやる曲だが、早くて軽い弓でさすがに鮮やかだ。次のヴァインガルトナーは曲想は古典的だが、何か皮肉っぽいというか、ひねった感じのある曲で、作曲者の性格を表しているのだろうか?
 休憩後ツェムリンスキーは一番気に入った。無調に近い美しい曲だが、最後にショスタコ的無窮動が来る。荒井先生も一番モルゴーア的な(変な)曲だと仰っていた。
 今回で定期45回目、25周年ということだが、さすがお客さんも長年のファンが多くて質が高く、演奏中は冬のこの時期にも関わらず咳1つ聞こえないし、まして飽きてガサガサするおば様もいない。
 恒例の荒井先生のお話も和やかな雰囲気で、最後はグルダの弦楽四重奏からスケルツォがアンコール。チェロ弾きにとってグルダと言えば、例のチェロ協奏曲が思い浮かぶので大いに期待(?)したが、意外とまともで少し拍子抜けした。(B)
 
モルゴーア・クァルテット
 荒井英治、戸澤哲夫、小野富士、藤森亮一
ベートーヴェン:弦楽四重奏曲 第4番 ハ短調 作品18-4
ヴァインガルトナー:弦楽四重奏曲 第3番 ヘ長調 作品34
ツェムリンスキー:弦楽四重奏曲 第3番〔1924〕
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