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ベルリン・シラー劇場―ラインの黄金 [オペラ(海外)]

 シラー劇場に移ったばかりの頃は、悪条件でのリングチクルスと言われたが、2013年フェストターゲ以来2度目のリングだ。バレボイムの仲間たちとでも言える、超一流の歌手陣の魅力にはかなわない。今回キャンセル待ちで手に入れた席は、2.Rang、後ろから2列目で、視界は素晴らしい。遠いといっても十分楽しめる。
 外気33度で、あまり空調の効かない天井近くは物凄く暑く、バイロイト並み、休憩無しのラインゴルトは、本当にキツイ。開演前扇子で隣のご夫婦に風を送ってあげたが、扇子をしまうと、残念そうで、このドイツ人に開演中貸して良いものか、一瞬迷った。
 まだ、時差に慣れず、耐え難い空気にかなり記憶が飛んでしまった。なぜか、3階扉が閉まらぬうちに、棒が降り、携帯が鳴り、誰かが叫んで、仕切り直しとなった。
 一番印象深かった場所はCbの音。細かいパッセージまではっきり聞こえ、またパーカッションが後ろの方から聞こえたような激しい反響だった。
 今日の音楽は、ガンガン進む感じで、同じ作品がどうしてこうまで指揮により違うのかと驚く。2013年は、まだバイロイトでリングを体験する前で、ラインゴルトは甘く綺麗な印象だったが、今回は各楽器ががっしり組み合わされ、ゴツゴツと進んで行った感じだ。歌手は、もったいないほどの布陣、バレボイムが呼ばない限り集まらない、最高のメンバーだ。(G)
指揮:Daniel Barenboim
Wotan:Iain Paterson
Donner:Roman Trekel
Froh:Simon O'Neill
Loge:Stephan Rügamer
Alberich:Jochen Schmeckenbecher
Mime:Wolfgang Ablinger-Sperrhacke
Fafner:Falk Struckmann
Fasolt:Matti Salminen
Fricka:Ekaterina Gubanova
Freia:Anna Samuil
Erda:Anna Larsson
Woglinde:Evelin Novak
Wellgunde:Anna Danik
Flosshilde:Anna Lapkovskaja

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