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外国人に東京の観光案内 [旅行]

 昨年末にスカイツリーや浅草に行ったのは、友人からドイツ人のご婦人ひとりをちょっと観光案内して欲しいと頼まれて下見をしたかったからなのだが、当日になって急遽マレーシア人ご夫妻とオーストラリア人女性1名が加わり、結局4人ご案内することになってしまった。 
 英語圏の3人は前夜22:30に羽田着、この日午前中は東京駅にJRパスのバリデーションに行ったため、11:30に御茶ノ水に集合、駅前地下の居酒屋でまずはランチ。観光コースもこの場で決めた。
 浅草までの移動で、まず神田までJR。パスが使えるので駅員のいる1番端の自動改札機の無いゲートを通るわけだが、駅員さんは忙しく目もくれない。本当に通っていいか躊躇しながら、結果パスを高く掲げて、水戸黄門状態で通過、神田駅では、駅員の通過せよという身振りでOK。私はSUICAなので少し離れた位置から、不安げに見ているしかない。 
 地下鉄銀座線に乗り換えるのだが、JRパスが使えないことを説明。せっかく買ったばかりなのにと、残念顔。余分に持ってきたSUICA1枚をチャージして、オーストラリア人に提供。後の2名は切符を買って乗車した。
 浅草に着いて水上バス乗り場へ行くと、HPと違い次の船までまだ小一時間ある。なので雷門を見物、大きなちょうちんの説明をした。仲見世はとても混んでおり、入らないと皆言うので、向かいの案内所に立ち寄り6階から、仲見世を見下ろすと、緑色の屋根が連らなっているのを見て、京都みたいだと、皆さんの意見が一致。分かる気もしないではない。世界中旅している人たちには、スカイツリーの高さは特に珍しくなく、興味なし。両替したい人が居り、1階カウンターで尋ねると、セブンイレブンで24H両替できるから、詳しくはHPを見るよう言われた。知らなかった。
DSC09432.JPG 隅田川船着き場で、浜離宮まで5枚キップを買おうとすると、65才以上は割引があると言われ、3人分入園料のみ半額になった。船が屋根付きで、外の風を感じることができず、残念だと、ドイツ人。実は前日隅田川でボートの衝突事故があったが、隠しておいた。
 アサヒビール本社のデザインがビールと泡だと説明すると、隣の金色のものは何かと聞かれ、デザイナーを知りたいと、オーストラリア人。なんと、シドニーで、アサヒビールを飲んでいるとのこと。お世辞かな。船ではオーストラリア人とドイツ人の間に呼ばれて、座った。朝、自分の頭をドイツ語モードにしてきたつもりが、英語も必要になり、恥ずかしいほど日常単語が出て来ない。するといつの間にか、英語が不得意というドイツ人が、英訳して、オーストラリア人に説明し、彼女がマレーシア人ご夫妻に伝えるい伝言ゲーム形式ができた。
 無事浜離宮に着いて散歩。蠟梅が咲いているという情報を得ていたが見つからず、代わりに椿がちらほら。樹齢300年の松の木は、迫力があった。入園して、ほっとした隙にマレーシア人ご主人が通路にある低い柵を乗り越えて、日本庭園の向こう側に高層ビルが聳える風景を撮りに行っていた。周りの日本人が表情を曇らせるのを見て、慌てて気づき注意。柵が低く、気づかなかったと。もっともだ。立ち入り禁止の看板など、徳川様の庭には無かった。
 オーストラリア人は木の幹に巻いてあるムシロを何かと聞いてきた。害虫を集め、後で処分すると説明すると、本国ではプラスチック製で似たものがあるとのこと。
 次はゆりかもめに乗り、お台場まで。先ほど船中でメールを受信、ドイツ人の夜の約束が1H早まり、急に気が急いてきた。オーストラリア人の8才の甥っ子に買うお土産を、お台場ならいろいろあるだろうと思っていたが、その時間も無くなった。滞在時間25分、写真を撮って、踊る中年男性たちを見て、帰りはゆりかもめから、新橋でJRに乗り換え、マレーシア人の希望どおり、17時10 分前に、お茶の水で3名下ろし、ドイツ人と私は、新国立劇場見物に急いだ。
 前日深夜着なのに、昼食後ここまで飲まず食わず、トイレも行かず、私はさすがにお台場で中座したが、皆さんタフだ。
 新国立劇場の公演が終わったばかりで、舞台上「オランダ人」の小道具の糸巻をちょっと覗かせてもらった。
 夕食は隣のオペラシティ53階でお寿司。眺望はあるが、味はどうだろうか。
 結局家に着いたのは22時で、初体験の長い1日だった訳だが、とても良い経験をさせてもらった。外国人観光客が急増する最近だが、自分にもできることがあるかもしれないと、一瞬思った。(G)
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