SSブログ

音楽大学オーケストラフェスティバル [コンサート]

 先日の上野学園が意外と楽しかったので、今度は、高関さん指揮/国立音大のブルックナー7番を聴きに行くと、ラデク・バボラークの吹き振りで、素晴らしいホルンも聴くことができた。自分の学生時代には、よく桐朋大学のオケは聴いたが、今は、期待を持たずコンサートに行くことにも慣れ、大学ごとの特長も優劣をつけずに、受け止められる。
 今回の発見は、国立音大の金管楽器が、とても上手だということ。各大学のプログラムに先立ち、各大学作曲のファンファーレを演奏して、エール交換する。フルックナー演奏終了後で、気分高揚していたのか、とても素晴らしいと思った。
 ラデク・バボラークの音色は、優しく、柔らかく、繊細で、ミュンヘンコンクール優勝者の中でも、最高峰ではないだろうか。何年か前聴いたミュンヘンコンクールの優勝者も、凄いと思ったが、今回、客席に背を向けてソロを吹く姿を初めて見た。ブラ1も暗譜で、自分の想うブラ1を指揮したという印象だった。(G)
国立音楽大学 (指揮:高関 健)
ブルックナー/交響曲第7番 [ハース版]
桐朋学園大学 (指揮:ラデク・バボラーク)
サン=サーンス/ホルンと管弦楽のための演奏会用小品 作品94
ブラームス/交響曲 第1番 作品68
DSC09303.JPG
DSC09292.JPG
DSC09297.JPG
DSC09306.JPG 国立音大のブルックナーは、金管の柔らかい音色とセクションとしてのアンサンブルが素晴らしかった。高関先生は最後まで強奏させなかった。ワグチュー4人娘もお見事。
 対して弦楽器は音色が固く、アマチュアオケ的。音程も多少気になった。
 ブルオタか単なる国立関係者なのか、前半戦で帰った人も多かった。
 後半桐朋1曲目はバボラークの吹き振り、度肝を抜かれた。弱音強音、高音低音、早いパッセージから朗々と歌う部分まで、全てスムースで無理なく音が出る。客に背を向けて振るのも、ホルンのベルの向きからして合理的だ。
 ブラ1は全て暗譜で、結構細かくテンポや表情に変化を付けており、指揮者としてもなかなか行くのではないか。演奏家出身で指揮をやりたがる人は多く、ひとりよがりでかなりひどい人もいるが・・
 桐朋はやはり弦がうまい。同じ16型なのに鳴りが全く違う。よってこの勝負引き分けか?(B)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0