SSブログ

第9とカルミナブラーナ ベルリン新年恒例 [コンサート]

 前後するが、土曜日コーミシェのカルメンに行く前、フィルハーモニーで第9とカルミナブラーナをやるというので行ってみた。例年正月の恒例行事だそうで、日本でよくある「第9と四季」のような名曲コンサートなのか?オケはCzech Symphony Orchestra, Prague、指揮はPetr Chromczákであまり聞いたことはない。独唱・合唱もチェコの人。
 前半は第9、一見して弦楽器の編成が極端に小さい。8-6-4-4-3で、残念ながらひどく貧弱な音である。3楽章の後に合唱と独唱者を入れるが、コントラバスの主席が忘れ物(?)で袖に引っ込んだのに、そのまま4楽章のレスタティーボに突入してしまうお粗末。(主席は途中で復帰)レスタティーボ自体もアマオケかと思うほどの情けなさだった。
 演奏は最近の版を使っているのか、3楽章や4楽章の一部など異常に快速なテンポ。独唱者も何か異質な発声で、かなり変な第9だった。
 ところが後半のカルミナブラーナになって一変。席を正面に移ったこともあるが,弦楽器も良く鳴ってきたし、何より意欲的な演奏。テンポは相変わらず速い。4人の打楽器奏者が次々に楽器を取り替えてかっこいい。
 第9では違和感があった独唱陣もカルミナではみごとにはまっている。合唱も人数は少ないが、普通は児童合唱でやる部分も完璧な音程。カルミナはドイツ人が特に好む曲だそうだが、最後大喝采でアンコールまでやった。(B)
nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0