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新作落語お正月大会 初笑いは新作落語で-プーク人形劇場 [芸能]

 落語好きの連れ合いと、創作落語を聞いてきた。正月の定席寄席はこま切れの顔見世でつまらないので、今回初めての新作落語だ。
 どんなものかと思ったが、テレビで流れる今風の漫才よりはるかに面白かった。寄席と違うと一番感じたところは、枕から話に入ると噺家の雰囲気が一変することだ。伝統芸能では、高座に上がった瞬間からそれなりの雰囲気をかもし出すが、ここでは枕までは普通の人で、突然話に入ると芸人になるという印象を持った。出囃子はジャズ、話題も色々だが、私が一番気に入ったのは柳家小ゑん師の昭和を懐かしむ話。全くありえないナンセンスな笑いより、まことしやかで、哀愁を伴う笑いの方に引き込まれた。噺家のタイプもいろいろあるが、この人は本当に涙を流しているような、舞台演技を見せてくれた。古典落語も同じだが、本当にありそうな話のようで、聞いていて、眼前に場面が浮かんでくるような感覚が私は好きみたいだ。大笑の涙と悲哀の涙と両方出てくるなんて、落語も面白い。(G)
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