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ブルックリンでゴスペル [アメリカ]

 日曜の朝、ブルックリン・タバナクル教会へ、ゴスペルを聴きに連れて行ってもらった。ここは、1、2階で4000くらいの席があり、教会というより、演奏会場のような構造になっている。
 礼拝の進行は、後でWikipediaを見たら、なるほどその通りだった。始まりには遅れてしまったが、既に参列者全員立ち上がり、体を揺すって、喜びを表現する歌を歌っていた。最初の曲はテンポが速く面食らったが、緩やかな曲もおりまぜて何曲か歌い、すごい盛り上がりだった。
 賛美歌と同じなのだろうか、簡単な歌詞が、舞台のスクリーンに投影され、繰り返し歌い気持ちが高揚し、両手をあげて天に向かって神に請うように開き、涙を流す人も、感動で泣き崩れてしまう人も居る。どんなにこの日を待ちわびたのかと感じさせるほど、コンサートのような乗りだった。
 次に、クワイヤのコーラスと、何曲かのソロの歌が美しく演奏される。素晴らしく上手で、今度は一気に聴衆に回る。
 白人司祭のお話があり、途中みんなでまた歌うときは、さあ左手を上げてと指示されるときも両手を上げてと言われたときもあったような気がするが、はっきり覚えていない。
 初めて参加するの人は?と立たされる場面もあった。地元の人は勿論だが、ここは、聖地として、遠くからやって来る人たちもいるそうだ。音楽はステージサイドに生バンドが入っている。最後は聖体拝領があり、金色のトレーに小さなカップのワインとパンが回ってきた。これがあるのは、カソリックということなのだろうか。
 お説教は、ヨーロッパのミサと違い、聖書の内容とあまり関わっていないような感じで、連れていってくれた人の話ではかなり政治色があったとのこと。
 神に救いを求める表現としてのゴスペルソングの歴史を思うと、広大な国アメリカの歴史を垣間見た気がする。ヨーロッパのミサの発展形だと感じることができたし、キリスト教的世界観は本当に世界中に浸透しているのだろうと実感した貴重な異文化体験だった。(G)
ブルックリン・タバナクル教会 http://www.brooklyntabernacle.org/choir/
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