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ジェラール・モルティエ氏(パリ国立オペラ総裁)講演会 [講演会]

 江古田の武蔵野音大にモルティエ氏の講演を聞きに行った。氏のオペラ観については、2006年2月に昭和音大主催の講演会で聞いた内容とほぼ同じだった。
 武蔵野音大には音楽環境運営学科という、プロデュース能力を持った人材、アートマネージャを養成する学科が昨年設立されたとのこと。日本の大学にもついにできたのだ。喜ばしいことだ。
 質疑応答は率直で興味深かった。日経の池田卓夫氏の質問、初めて見るオペラは人生に影響するか?それが、「青髭公の城」でも子供は大丈夫か?子供向けにアレンジされたオペラをどう思うか?について、劇場で、オケ、歌手、舞台すべて本物を大人といっしょに観ることに意味があると答えた。また初めてのオペラ体験については、トリスタン、ルル、アリアーヌ等は難しいが、舞台に変化のあるスペクタクルは子供にも楽しめるとのこと。例えば青髭は一種のホラーものなのでOKとのことだった。
 博士課程で、ゲッツ・フリードリヒを研究している人の質問、オペラ観に共通したものを見て取れると言うと、フリードリッヒのドキュメンタリー映画を最初に撮ったのはモルティエ氏自身とのことだった。今回はあまり触れなかったが、モルティエ氏は日本の映画監督の人間の描き方を高く評価しており、オペラの演出と共通性があり、演出家としての可能性に期待しているようだ。例えば、北野武氏。(G)
↓武蔵野音大楽器博物館
PHOTO072鍵盤.JPG
PHOTO073管.JPG
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