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ミラノ・スカラ座-マゼール「1984年」、「囚われ人、青ひげ」 [オペラ(海外)]

 17日ミラノに着き、スカラ座でマゼール作曲・指揮の「1984年」、ロイヤルオペラで初演され、かなり話題になった作品である。席はガレリア3階3列目、2列目までは普通の席だが、その後ろに通路があり、最後列の3列目は一段高い壁際にくっついている。
 ウィーンのように、各座席の背に字幕がついていて、英語とイタリア語の選択ができるのだと思う。「1984年」は英語上演。
 スカラ座のガレリア入り口は、建物の正面左にあり、中央入口ときっちり分離されていて、安いチケットの人は、絶対に豪華な空間へ足を踏み入れることはできない。スカラ座は回り中に柱があるので、この半立ち見席は、視界の先に柱があると、何も舞台が見えないことになる。要注意だ。
 翌18日は、プレミエのダッラピッコラ「囚われ人」と、バルトーク「青ひげ」、囚われ人は一幕ものなので二本立てだった。
 休憩時間が過ぎても、なかなか後半が始まらず、オケピットも空っぽ。観客は待ちきれず、オケメンバーが一人出てくるたびに、催促の拍手をするようになった。
 前日の1984年は現代曲で、大音量で激しい部分が大半、時々静かな部分があった。囚われ人はデュトァN響、青ひげは新国立で聴いたことがあったので、スカラ座の音色の美しいのに驚いた。指揮はダニエル・ハーディング。ドイツ、フランスとも違う、この美しさは総合的にバランスの取れた音色ではないかと直感した。ある意味、演奏者の存在を感じさせない、聴く方も緊張しないホスピタリティのようなものを感じる。
 初めてのイタリアでの直感として、歌って、食べて、愛するイタリア歴史文化は凄いのではないかと興味が湧いてきた。
 イタリア語は全くダメだが、ミラノではフランス語が通じる。言葉自体が結構似ており、音楽用語と英語と混ぜると、なぜか通じてしまう。中央駅での切符自販機の前でお助けチップを要求する、小遣いかせきの人も、フランス語は話す。ドイツ語は全くお呼びでなかった。(G)
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