SSブログ

第6回渋谷東横落語会 [芸能]

 定席の寄席はバラエティに富んで楽しいが、ひとり15分の持ち時間でどうもせわしないということで、今回思い立ってローソンの機械でチケットを買った。
 場所は渋谷のセルリアンタワー地下深くの能楽堂、入り口までの動線が長く、雰囲気が良い。
 前座「子ほめ」のあと、喜多八師匠が例によってけだる~く登場するとそれだけで場内が沸く。こういう恋愛ものは苦手だとぼやきながらの「宮戸川」で、いい味出していた。
 続く圓丈師匠は我々世代では新作もの落語家イメージだが、今日は「居残り佐平次」、有名な話だが枕でしっかり背景を説明してくれ、さすがにサービス精神旺盛である。
 トリは御大圓歌師、ネタは「坊主の遊び」、坊主頭の気のいいご隠居の風情がぴったりだ。郭噺が重なってやりにくいなんて言っていたが、これは冗談だろう。
 それにしても能舞台で落語をやるとは、なかなか面白い。今回チケットを買ったのが寸前だったため、脇正面の一番端の席となって、噺家を真横から見ることとなったが、落語は人物を演じ分けるとき目や顔の角度を変え、要はいつも真正面を向いて喋っているわけではないので、かえって新鮮だった。中正面の更に真ん中の席は柱(目付柱というそうだ)で遮られるので販売していないようで、誰も座っていなかった。(オペラなら全く舞台の見えない席でも格安で売るが・・)
 喜多八師匠は柱に向かって挨拶しているようだ、と言っていて笑ってしまった。(B)



nice!(0)  コメント(0)  トラックバック(0) 
共通テーマ:音楽

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。

トラックバック 0