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オペラトーク-ばらの騎士 [オペラ(国内)]

 本日大変良い天気の中、新国立劇場中劇場へ行って来た。いつもホワイエで細々とやっているオペラトークだが、今回人気演目の「薔薇の騎士」に加え、映画上演ということもあり、かなりの入りだ。

 映画の筋はオペラとはあちこち少しずつ違う。最後元帥夫人が大きな仮面ガーデンパーティを催し(ロケ場所はベルヴェデール宮殿のようだった)、若い二人を招待して、あらかじめ服装を聞き出し引き合わせる。しかし、オクタビアンは、ゾフィーを愛しているが、一緒になれないと言い、ゾフィーに自分の前から去るよう言われる。ゾフィーは一ヶ月後には・・・・(結婚するのか)字幕のドイツ語についていけなかったが、それを木陰で見守る元帥夫人のアップで唐突に終わる。
 筋としてはこの方がロマンチックでよいとも思うが、これは、最後の部分のフィルムが散逸したためで、本当は最後二人は結ばれるそうだ。ピアノが映像にピッタリ合っていてすばらしかった。(G)
↓サインするシュナイダー氏

 今回チケットの売れ行きが良いのか、ノヴォ氏はいつものように買ってくれと連呼しない。逆に自分の好みの質問を指揮者と演出家にぶつけるのだが、どうも噛み合わない。
 前半30分は指揮のシュナイダー氏だが、どうもこういうインタビューに慣れていないようだし、英語も得意という訳でなく、途中突然ドイツ語になったりする。真面目な方で特段面白い話も出なかった。
 演出のミラー氏は頑固な老人といった感じ。オペラ歌手の大げさな仕草を不要と力説するが・・果たしてどういう舞台になるのか?
 映画はなかなか面白かった。80年前とは思えないほど鮮明な画像。オックスの粗野な振る舞い(角砂糖を丸呑みしたり、ソーサーにこぼれたコーヒー(ココアか?)を皿から直接飲んでしまう)など、現代の演出としても面白い。
 何より素晴らしかったのはピアノのガーベン氏、R・シュトラウスのオリジナルだというピアノ譜を1時間半休みなしに弾き切った。(B)


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