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シンポジウム-ブレゲンツ音楽祭にみる大規模オペラ・フェスティヴァル [オペラ(海外)]

 上野の東京国立博物館・平成館内大講堂での開催、立派な施設だが上野駅より相当な距離、かつ正面入口から入れず、芸大側入口まで回り込まねばならず、帰りは大雨にやられた。
 エヴァ・クライニッツさんは、ブレゲンツ音楽祭オペラ監督(Director of Opera)というお立場、今秋モネ劇場へ転出されるそうである。ヴァルトラウト・マイヤーを金髪にして若くしたような美貌で、理路整然と語るキャリアウーマンといった感じ。ドイツ人で全編ドイツ語だったが、経歴を見ると英仏伊語も完璧のようだ。
 ブレゲンツ音楽祭のことはあまり良く知らなかったが、大掛かりな湖上オペラで有名で、戦後すぐの1946年から続いている。現在は、新国ルルの演出で色々あって気の毒だったパウントニーが総監督で、演出はゲッツ・フリードリヒ、カーセン、指揮はルイージなど大物を起用している。(オケは創設当時からウィーン響)歌手はスターになる直前の若手を捜してくるそうである。
 6700席の野外ステージなので当然PAを使っており、歌手はインカムを付けている。オケはかつては舞台上で演奏していたそうだが、音が悪いため現在では湖を向いた観客席の後方にある「Festspielhaus」内で演奏し、歌手は特殊なイヤホンと舞台上各所にあるモニターを見ながら歌うそうだ。会場で流していたビデオ(ボエーム)で見た限り、音響・見た目とも全く違和感は無い。素晴らしい技術である。
 湖上オペラで得た収益で、知られざるオペラや現代作品なども上演するそうだ。ザルツブルクと違い本格的オペラではないが、ディナー付の最高席で3万円、1番安い席で4千円程で手頃。1度行ってみたいものだ。天候によっては相当寒いそうだが・・(B)


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