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飯守-シティ・フィル-パルジファル [オペラ(国内)]

 昨日の京都歩き過ぎで足腰が痛いが、日生劇場パルジファルへ出かけた。大熱演で感動した。

 クンドリ(小山さん)、クリングゾール(島村さん)両氏が素晴らしかった。2幕の2人のやり取りは圧巻だった。小山さんは、クンドリの幕ごとの性格、野生児→妖艶な女性→聖女を見事に演じ分けていた。3幕は歌は無く、殆ど演技のみで、パルジファル、グルネマンツとの絡みは、思わず涙ぐんだ。
 パルジファル・竹田さんは、黒髪・小柄なペーター・ホフマンといった容貌で、パルジファルにぴったり。難を言えばドイツ語の発音か?
 オケも飯守さんの要望に答えて大健闘だった。管楽器のミスもあったが、最後まで緊張感を失わず、終演後は大喝采を浴びた。不満を言えば、オケにとってはパルジファルは欲求不満の溜まる曲だからこそ、場面転換の音楽にもっと自主性を求めたい。
 演出は全く普通で、何も無い分見ていて良く分かるものだった。
 来年はトリスタン上演を期待したい。(B)


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pontormo

席が前方右端近くということで舞台が大変見づらかったのですが、音楽は大変堪能できました。ご指摘のクンドリ、クリングゾルは当然のこと、グルネマンツも役柄にふさわしい演技と歌唱で感心させられました。3幕では最初老いぼれた猫背で出てきたのが、パルジファルとの再会を経て次第に堂々たる姿を取り戻していくのが流石と感じました。
by pontormo (2005-11-15 22:28) 

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