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「シルヴァン・カンブルラン氏が語る《トリスタンとイゾルデ》」 [講演会]

 マエストロの音楽をまだ聴いたことがないが、フランス人でリヨン国立管弦楽団のトロンボーン奏者出身、ドイツ語でのインタビューで、ヴァーグナーを熱く語ってくれた。
 9月読響で、演奏会形式、ノーカットで、トリスタンとイゾルデを指揮する。現在シュトゥットガルト歌劇場のインテンダントで、現地で初めて題名役を歌った二人を連れてくるとのこと。
 モルティエ氏と一緒に仕事してきたということは、結構革新派かもしれない。お話を聞くと、新しいプロダクションを、一緒に作り上げようとする連帯感に、好感度が高まる。
 音楽は流れることが重要と、その点は、いかにも、フランスの音楽家らしい。個人的には、パリで聞く、流れるような、ヴァーグナーも、転調があまりに美しいブルックナーも大好きだ。今回ブルックナー7番を聴けず残念だが、きっと流暢なブルックナーを、読響が奏でてくれたのではないだろうか。いつか放送があれば、聴きたい。
 終了後、ビアホールでの2次会で、大ジョッキを豪快に飲んでおられた。(G)
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東京・春・音楽祭ーヴァルキューレ [オペラ(国内)]

 ヤノフスキー/N響のリングチクルス2年目、どの位、期待して良いのかなあと思いながら、4階サイドの席から舞台を見た。
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「ヴァルトラウト・マイヤー氏をお迎えして」 [その他]

 これまでマイヤーさんの経歴など、全く気にしたことが無いほど、名高いワーグナー歌手。初めてお話をお聞きして、聡明で、才能豊かで、強い意志をもった、憧れのドイツ人女性のイメージがさらに強まった。印象からすると、メルケル首相のような感じ。
 ヴュルツブルグの、音楽好きの家庭に育ち、幾つもの合唱団に所属、語学にも堪能で、教師になるという道もあった。バイロイトは、自分から電話を掛けて売り込んだそうだ。
 歌うことは、話すことと同じ。役柄の人物が何を言いたいのかを追究する。音楽は人物表現の手段であり、人物を定義するもの。リートも同じで、何を語るべきかの答えは、音楽とテキストの中にある。
 2018年バイロイト音楽祭、新演出のローエングリンでオルトルート役のオファーが、カテリーナ氏から、来ているそうだ。長く歌い続けるため、出演の機会を選んでいるそうで、まだまだ舞台を楽しませてくれそうで、ありがたい。(G)

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