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新国立劇場ータンホイザー2013 [オペラ(国内)]

 新国立劇場タンホイザーの再演を見て、2007年のプレミエ時の印象が増幅され、これなら演奏会形式の方が想像力も働き、聴く側の気持ちが高まるのではないかと改めて思う。題名役は風邪気味だという話は聞いていたが、なるほど、時々咳をしていたようだ。でも思ったより、良かったと私は思う。
 カーテンコールでアナセンにブ~を叫んだ人もいたが、私は、表情豊かな声で、あの動きの少ない演出の中で、演技が上手く、2幕の改心する場面も、3幕のローマ語りも、迫力系でなく、どちらかと言えば、繊細に、人間の心の叫びを表現できたのではないかと思う。一方、私の好みだが、ローマ帰りの巡礼合唱は、天上の声でなく、長旅の苦しみと恩寵の喜びを、不揃いながら生身の人間らしい声で聴かせて欲しいなと希望する派だ。
 オケは、思ったより音楽にメリハリがあり、目指すところは伝わってきた。でも管楽器はやっぱり残念なところが気になる。トリンクスは2008年に、ザールブリュッケンで、ローエングリンを聴いていて、当時の印象は悪くなかった。
 公演への期待値が2007年より下がっているので、理想の演奏を頭に思い描きながら、心は穏やかに鑑賞できた。(G)
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エスカレーター新設とか
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Richard-Wagner-Stätten Graupa [美術・博物館]

 新年にGraupaのローエングリンハウスを訪れたとき、近くのJagdschlossが大規模改装され、13日に新しいワーグナーミュージアムとしてオープンすることを知った。先日Richard-Wagner-Staettenの新しいHPが出来、展示内容も公開された。コンセプトとしては、ワーグナーを敬遠せず、恐れず、体験してみようという、ワーグナー理解者の裾野を広げる町おこしではないかと思う。自筆譜などオリジナルのものは殆ど無いけれど、展示内容は分かりやすいようだ。コンサートホールで音楽会や講演会もあり、生誕200年を期に、文化学術ともにワーグナーを総合的に捉える場となることを目指している印象。http://www.wagnerstaetten.de/
 現地で買ってきたElbhang Kurierというこの地方の情報誌(1月号)によると、6月28-30日第23回Elbhang Festに、オランダ船を模した赤い2階建てバスがお目見えし、中で色々催しがあるらしい。開幕コンサートにRene Pape、閉幕にはElbhang出身のAnnette Jahns他、Camilla Nylund, Anton Saris , Peter Robertの名が出ている。ワルキューレ、オランダ人、ローエングリンから抜粋で歌うとのこと。
 Graupaへの行き方の一つは、ドレスデンからSバーン1でPirna下車、G/Lという循環バスで、Tchaikowskiplatz下車、同じバス停にはピルニッツ宮殿を通り、ドレスデン市内に向かう63番のバスも通っている。(G)
Jagdschloss
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Pirna駅バスターミナル
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ベルリン・ドイツ技術博物館 Deutsches Technikmuseum Berlin [美術・博物館]

 初めて行ってみたが、規模の大きさに驚いた。特に鉄道部門に関しては、大宮の鉄道博物館の比ではなく、倍以上の規模だろう。正月早々で人も少なく、巨大な車輛が無造作に見渡す限り並べてある様子は、一種不気味ですらある。
 その他乗り物関連では、船舶、航空機、飛行船まであるが、何故か自動車だけはない(何台かはあり)。ドイツでは私企業の博物館にお任せなのだろうか?BMW、ベンツ、ポルシェの博物館は南ドイツ側なので、ベルリンからはなかなか行けないだろうが。
 ミュンヘンのドイツ博物館に比べ施設自体大分新しいのか、近代的ビルにの中にあり、動線も分かりやすいが、それでも全部見るには相当の時間が掛かりそうだ。(B)
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ベルリン・ドイチェオパー 椿姫 [オペラ(海外)]

 日曜日の公演なので、早めの6時開演なのだが、平日の7時半と勘違いして、開演時間に間に合わなかった。せっかくのゲッツ・フリードリヒ演出の美しい舞台での乾杯の歌の部分を見逃してしまった。ずっと前に見たが、左右が鏡のようになっていて、色彩も黒白赤くらいのスッキリした舞台だったと思う。まさかの大遅刻だった。
 会場に片言の日本語を話す担当者の方がいて、かわいそうに思ったのか親切にもサイドの席に入れてくれて、ヴィオレッタとジェルモンの絡みのところから見ることができた。
 さすが定番の演目で、歌手も美男美女が揃って満足だ。特に主役のNorah Amsellemはフランス人のようだが、大きな拍手を受けていた。アルフレードYosep Kangはまだ若い韓国人、声も体格も立派だった。(G)
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ドレスデン郊外散策2 [ドイツ]

 前後するが、ドレスデン郊外を歩いた日、あまり行程を詰め込み過ぎて、バスタイ橋を見に行けなかったので、翌日ベルリンへの移動日の朝、行ってみることにした。と言っても予約したハンブルク行ECが11時4分発で、それまでに戻って来られるSバーンが現地駅を10時前に出なければならず、渡し船もあるのでかなりの強行軍だ。おまけに朝から雨模様の最悪の天候。
 昨日より30分早い7時発のSバーンに乗車、ケーニヒシュタイン駅の1駅前のKurort Rathen駅へ。着いたのは7時半で当然まだ真っ暗な上、雨も大分激しい。渡し船は人が来れば出すようで、地元客数人と乗船した。(説明板には4時~24時運行とあり)
 ラーテンの町は昨日のShoenaよりは大きいが、雨の中ゴミの集配車が動いている程度で当然人影は無い。エルベの支流を少し登って、左手の食料品店角を曲がって山道を入る。
 前日の砦へ向かう道よりもはるかに整備されており、途中の駅からエルベ川を隔てて見える尾根筋まで出れば、完全に石段で歩くのは容易。ただ雨がますます激しくなり、傘も1本しかなく完全にずぶ濡れ状態となる。
 周辺は写真のとおり素晴らしい景色で、左側の川筋よりも、右側の中国の墨絵に出てくるような風景がヨーロッパでは珍しい。
 25分ほどで着く頂上には立派な展望台の建物(朝早過ぎてまだやっていない)や、5つ星ホテルもあり、やや拍子抜け。途中有料(冬だからかゲートには人がおらず実質無料)の周回見学コース(地獄覗きみたいなもの?)もあるが、時間も押してきて早々に退散、15分で下山して駅前のガストホフを無理やり開けて貰い、またビールとコーヒーを飲んでドレスデンまで戻った。
 今回気温が高く雨だったから良かったが、雪だと普通の足回りでは危険。事実バスタイ橋上は圧雪状態だった。(B)
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ワーグナー生誕200年開幕とWagner 2013. Künstlerpositionen [美術・博物館]

 2013年はワーグナーとヴェルディの生誕200年記念の年。日本国内では断トツにヴェルディ派が多いと思われるが、ドイツで早速ワグナーの年を実感した。
 たまたま見かけた新年の週刊新聞2紙で、一面にワグナーの顔写真が掲載され、5~6ページの特集が組まれていた。die Zeitでは、ワーグナーを振る外国人指揮者ということで、サイモン・ラトルとアンドゥリス・ネルソンズにインタヴューしている。
 ワーグナーの音楽には精神科医が必要だという見出しで、音楽に麻酔性があること、音楽に逆らって指揮せず、流れに身を任せないと、響きを損なってしまうなど、強烈な作曲家であることが強調されている。
 リングと切り離せない反ユダヤ思想と作品について、ラトルはノーコメントだった。ラトルはバイロイトで振っていないが、ヴォルフガングとは何度か会ったことがあり、反りが合わなかったようだ。
 ネルソンズが言うには、パルジファルだけは、祝祭劇場用に書かれているので、スコア通りで問題ないが、他の作品は多かれ少なかれ苦労が伴い、奈落での大音量で耳をやられることもあるそうだ。ローエングリン第三幕前奏曲で金管が思いっきり鳴らそうものなら、指揮者は、全世界を肩に担うギリシャ神話の巨人アトラスのようで、でも会場の助手からは、もう少し音量出しても構わないと言われたりすることもあるとか。
 確かに客席では決して大音量には聞こえない構造になっているのだが、ピット内はすごいことになっているらしい。二人ともドイツ人でないのにワーグナーを振る重圧を感じていることが伺える。1978生まれのネルソンズは、過去の歴史にとらわれず、苦しみながらも純粋にスコアーの音楽を表現して、2016年にはバイロイトで素晴らしいパルジファルを演奏してくれそうな気がする。ラトルは、社会的存在としての意識が強く、社会情勢を視野にいれた音楽家だと感じた。
【Wagner 2013. Künstlerpositionen】
 ベルリンでは大物のオペラ演出家たちが、ワーグナーの演出について、各自ブースをつくり展示しており、友人に案内してもらった。普段公演プログラムなどに、演出意図が書いてあることは稀で、観る側が考えなければいけない。この展示にはHP上に各人のレジュメが掲載されているので、一応全部目を通して会場へ行ったのに、読んだこととリンクできる人はごく少なかった。見るならとことん見ねばならないが、これは、本当に知っている人がなるほどねと思うような芸術的領域だと思い程々で退散した。2016年からバイロイトのパルジファルを演出する、1970年東京生まれのJonathan Messeの描いた絵を見てすごい演出になりそうだとため息が出た。
 こうやってワーグナーの演出家の展示が、地味に一堂に会するって、さすがベルリンだ。(G)
展示は2月17日までAkademie der Künsteにて(U9、Hansaplatz駅) http://www.adk.de/de/projekte/2012/Wagner/Wagner_Ueberblick.htm
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ベルリン・ドイチェオパー リエンツィ [オペラ(海外)]

 リエンツィはノーカット版で見たことはないが、公演としては、2005年10月エッセンの演奏会形式、2009年4月ブレーメン(カテリーナ演出)、2010年2月ベルリンドイチェオパーのプレミエから4回めの公演を聴いている。3年近く経ち、何回目の公演になるのか、前回見た時よりすごく上手になっていた。当然かもしれないが、ワーグナー年の最初の公演ということもあり、力が入っていた。映像を使っているので、リエンツィ役は常にTorsten Kerlでなければならない、代役がいないというのは珍しい演出ではないだろうか。或いは映像と違う代役を立てたことがあるのだろうか。昨年バイロイトでタンホイザーを歌ったKerlは声が太く安定していて、張った声で、歌い終わりの小節のような節回しが特徴ではないだろうか。
 アドリアーノを演じる女性Daniela Sindramはとても素晴らしく大きな拍手を受けていた。ドイツ人でベルリンで勉強したようで、ファンも多いのだろう。2年前に聴いたときのアドリアーノKate Aldrichはアメリカ人だったがやはり輝いていた。
 Kerlは頑張っていると思う。オーボエ奏者からの転身で、日本の新国立劇場でも2010年にドン・ホセを歌っており、2014年には死の都で来日する予定。
 1996年からバイロイトでマイスタージンガー、オランダ人などに出演している。昨年のバイロイトではタンホイザー、今年パリでジークフリートを歌い、本格的なヘルデンテノールとなるのか、期待したい。(G)
指揮:Sebastian Lang-Lessing
リエンツィ:Torsten Kerl
イレーネ:Manuela Uhl
ステファーノ・コロンナ:Tobias Kehrer
アドリアーノ: Daniela Sindram
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ファミリーコンサート ピーターと狼 [コンサート]

 シラー劇場で土曜の朝11時から、シュターツオパーのファミリーコンサートがあった。最寄りの地下鉄駅から、親子連れが通路一杯だ。入場料はおとな17、子供12オイロ。ほぼ満員だった。
 指揮はWolfram-Maria Märtig、30才の若手でピアノ弾き振り、語りはKlaus Schreiberで俳優のようだ。
 プロコフィエフの2つのピーターの物語ということで、お話の場面のスライドが投影される。語りの男性は、声だけでも、相当話を盛り上げた。一曲目は、聞いたことのない曲だったが、ピーターと狼は良く知っている。でもイメージと一番違っていたのは、初めの、フルートの小鳥のテンポだった。ものすごく速くて、とても勢いのある小鳥だった。期待どおり、楽器やメロディーでメリハリのあるキャラクターを分かりやすく表現する、よいお手本を聴くことができた。(G)
SERGEJ PROKOFJEW
Ouvertüre über hebräische Themen op. 34
DANIIL CHARMS
»Erstens und Zweitens« (Märchen)
SERGEJ PROKOFJEW
»Peter und der Wolf«
Musikalisches Märchen op. 67
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ベルリン・コーミッシェオパー 魔笛(2013年) [オペラ(海外)]

 2012年12月プレミエの公演が評判になり、チケットは完売、当日券に挑戦した。6時半売り出しのところ、雨の中6時過ぎに着くと既に5名ほど並んでいる。その後またたく間に人が増え、正面ドアの空く前には50名ほどとなる。ここまで人気があるのかと驚いたが、通常なら当日券は楽々入手できるので安心していた。
 中に入って窓口に並ぶと、我々3名(現地在住友人含む)の番で、2枚で売り切れと言う。通常当日券として取ってある、2(3)階席の舞台寄りの部分も全部売り切れているのだ。仕方なく、日本から来た我々2名だけが入場、後ろに並んでいた50名は全て徒労となった。
 最近オペラ公演で映像を使うことは珍しくないが、この演出では全てアニメで、歌手はそれに合わせて歌うということになっている。メトの指輪のように歌手の声量で画面が反応するというようなハイテクではなく、歌手の方が予め作られた画面に動きを合わせるので、練習は大変だったと思うが、それなら最初から全編映像でいいのでは?という疑問も出てくる。
 地のセリフの部分は全く無く、画面にセリフ・説明が表示される。なので、パパゲーナが老婆に化けるシーンはない。そのほか、ザラストロ軍団の合唱部分などかなりカットされているようだ。
 いずれにしても、前の日の魔弾に比べたら子供も楽しめるメルヘンで、安心して見ていられた。
 指揮者は左利きの若い女性、この日は夜の女王とザラストロが不調だった。(B)
http://www.komische-oper-berlin.de/spielplan/zauberfloete/132/(アニメの演出)
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ベルリン・コーミッシェオパー 魔弾の射手 [オペラ(海外)]

 ビエイトなので想定内ではあるが、主要な登場人物(最後に出てくる隠者含む)が、殺されるか自殺するというトンデモ演出。主役マックスは後半(というより、魔弾を手に入れてから)狂人化して、終始全裸で熱演、ご苦労さまと言いたい。ベルリンの聴衆はとうに知っているので特にブーも出ないが、知らずに来た(?)お父さんは休憩時間に慌てて子供達を連れて帰って正解だった。
 設定は現代の田舎の山村で、銃社会の狂気を表しているのは分かるが、あまりにも殺伐としている。
 指揮のMihkel Kütsonは若く人の良さそうな童顔で、舞台で何が起ころうとも淡々と音楽を進める。きびきびとしたテンポで、音楽だけ聴いていれば爽快である。(B)
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ワーグナー博物館とウェーバー博物館、ピルニッツ宮殿 [美術・博物館]

 ローエングリンハウスは以前から行きたいと思ったが、ドレスデン市街地からかなり遠いのと、改修工事で休館していたため、今回ようやく念願が果たせた。1846年夏にワーグナーが滞在した場所で、ザクセンスイスの風景から、ローエングリンのイメージを得たのだろうか。
 要塞を見た後、ケーニヒシュタイン駅からSバーンで更にドレスデン方面へ戻り、Pirna駅で下車、ここまで下るとエルベ河畔は大きく広がり、ドレスデン市街に続く街並みとなる。駅前の立派なバスターミナルからG/Lという路線バスに乗りGraupaという集落に向かう。
 最初大きな団地の中を進むが、どんどん山道に入って行き少々焦る。バスは駅から反時計回りの周回コースで、Graupaまで直線ではそんな距離ではないと思うが、30分ほど大回りしてかなり起伏のある道を巡る。Wanderungに適した、いかにもドイツ人の好みそうな地域だ。
 Tschaikowskiplatzという停留所で下車、進行方向に50mほどの右側が目指す場所だ。質素な2階建て農家の2階2室を借りていたそうだ。 入場料の他1オイロ払うと、プライベート使用限定で、館内の写真を撮らせてくれる。中の展示自体は大したことはないが、1月12日に近くのJagdschlossにワーグナーミュージアムがオープンするので、そちらに期待したい。
 ピルニッツ宮殿には、約240年前に日本から来た巨大な椿の木があり、高さが9m近く、移動式温室で大切に守られていると教わり、ローエングリンハウスから更にバスを乗り継いだ。花が咲くのは2月中旬位。満開の椿はさぞ見事だと思う。
 ウェーバーの家も、ピルニッツ宮殿の近くにあり、博物館になっている。こちらは思った以上に展示資料が豊富で、その面ではローエングリンハウス以上だった。(G)
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ウェーバー博物館
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ドレスデン郊外散策 [チェコ]

 早起きして7時半のSバーンで、終点のShoenaまで行ってみる。夜が明け始めるのは午前8時頃、駅に着いた8時半頃になってやっと普通に明るくなってくる感じ。
 駅前からエルベ川を渡し船で渡ると、そこはチェコなのだが、人は誰もいない。とりあえずⅰに入ってみると、最初ホテル探しと間違えられたが、ボヘミアスイスへの行き方を尋ねると、一本道を歩いて4キロほどだと言う。地図も置いていない。バスはあるのか聞くと、パソコンで調べ午後1時まで無いとのことなので、諦めて町を歩いてみる。(バスは到着寸前の時間にもあったようだ)
 町と言っても川沿いの集落でドイツ・チェコ語併記の商店と、飲み屋兼宿屋いわゆるガストホフがいくつかあるくらいで、その中のレストランで、本場バドワイザーとコーヒー1杯ずつ飲んで、再び渡し船で駅に戻った。全部で2.48オイロとさすがに安かった。(レシートはチェコ通貨Kコルナと併記)
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渡し船より望む、中央の白い建物が警察兼ⅰ
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 Sバーンでドレスデン方面へ戻り、ケーニヒシュタイン駅で下車、要塞を目指す。村から遥か上に見えてはいるが、iで聞くと4〜5時間かかると言われ驚くが、それは当然全体の見学時間の話で、歩いて登ると45分ということで、早速町外れから歩き出す。この周辺の町は2002年のエルベ川大洪水で相当の被害が出たようで、軒先に水の到達した高さが日付別に書いてあったり、道端に当時の写真が置かれていたりする。
 砦までは40分弱で到達したが途中の道はかなり悪い。殆どの人は車を使うようで歩く人は見ない。夏は駅からシャトルバスもあるようだ。
 砦からの眺めは見事だが、吹きさらしで風がひどい。気温が10度近くまであり最近の東京より高いので何とか我慢できた。駐車場から巨大エレベーターがあり、車ごと載せて運んでいる。係のおじさんに聞くと、夏や城塞内で開催するクリスマスマルクトの期間は満員になるそうだ。
 帰りは同じ道を駅まで20分ほど、別ルートもあるのだが、5分余計に掛かるとのこと。(B)
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2013年元日 ドレスデン こうもり [ドイツ]

 ゼンパーのこうもりの開演が18時なので、飛行機が遅れないかはらはらしたが、予定どおり夕方5時にドレスデン空港に到着。空港からゼンパーまでタクシーで20分、20オイロで余裕だった。
 久々に、ゼンパーの座席が、満席になるのを見た。補助席も出ていた。多くのお客様さんが観光客なのか、パルケットから上を見上げ写真を撮っている。劇場前にはバスが何台も止まっており、満員御礼だった。
 演出は、ギュンタークレイマー、パリのリングもこの人の演出だ。
 年末年始のこうもりは、皆さんにとにかく喜んで貰おうということで、あれこれ風刺を取りいれたり、歓声続きで、定番のフロツシュの酔っぱらい振りが一番の楽しみどころだ。
 舞台装置は簡素だが、巨大な、人が20人くらい乗って歌って踊れる真っ赤なソファが目立った。このソファー何処かで見たことがある。パリのオペラコミークだったか、はっきり思い出せない。
 終演後スーツケースを引きずってホテルにチェックインした。気温は東京よりかなり暖かい。(G)
元日の成田空港
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