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新国立劇場ーさまよえるオランダ人(楽日) [オペラ(国内)]

 プレミエ2007年の再演だったが、今日一番心に残った声は、舵手の望月さんだった。明確でのびやかに通る若々しい声。4階席だったので、顔がよく見えず、初め日本人ではないのかと思ったくらい、生き生きしていた。
 一方、オランダ人は、今年バイロイトで歌うニキティン。でも、あのイタオペのような明るく軽い声は、私の中では、役のイメージに合わない気がする。得体の知れない恐怖感のある、気味悪さがオランダ人なのかと思っていた。総じて今回のキャストは、あまり役づくりが得意ではないのか、必要なかったのか、昨今演技するオペラに慣れてきたせいか、舞台装置だけがあって、ただ立ったままで歌う様は違和感がある。
 ホルンは全体を通じて、あまりミスが無かったのは良かったと思うが、曲をブツ切れに振る指揮者は珍しいように思う。ネトピルのプログラム解説を見ると、ワーグナーに関する記述が無い。またもや日本でお稽古ということか。東京でワーグナーを聴けることだけで、ついテンションが上がるが、やっぱり残念な結果だったかというのが、率直な感想だ。(G)
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ロジェストヴェンスキー-台湾国家交響楽団 ショスタコ8番 [コンサート]

 国家音楽院で、もう一つ、ロジェストヴェンスキー指揮、台湾國家交響樂團(NSO)の演奏を聴きいた。Vnソリストが指揮者と同じ名なので、てっきり親子かと思ったが、どうなのだろう・・・
 オケはとても耳が良いという印象を受けた。ダイナミックレンジはそれ程無く、聴く側の刺激は少ない。Vnソロも意外とおとなしかった。視覚的にまず感じたのが、1Vnがマスゲームを見ているように、弓がそろっていることだ。映像を見ているのと錯覚しそうだった。従って、出てくる音ぴったり揃っており、迫力はないが、ショスタコ8番は特に、ヨーロッパで聴くような、音の透明感が楽しめ心地よかった。一方指揮は熱演してくれて、見ていて気持ちがいい。カーテンコールの時、イングリッシュホルンの若い女性をの手を引いて、舞台の中央でニコニコと褒め称えた。終演時間が、20分ほど延びたが、心あたたまる演奏会だった。(G)
http://tifa.ntch.edu.tw/program_17.php
曲 目
李姆斯基-柯薩科夫:《俄羅斯復活節》序曲
葛拉祖諾夫:小提琴協奏曲
蕭斯塔科維奇:第八號交響曲
Rimsky-Korsakov: Russian Easter Overture, op.36
Glazunov: Violin Concerto, op.82, A minor
Shostakovich: Symphony No.8, op.65, C minor
演出者
指揮/格納迪‧羅許德茲特溫斯基(Gennady Rozhdestvensky, conductor)
小提琴/沙夏‧羅許德茲特溫斯基(Sasha Rozhdestvensky, violin)
國家交響樂團(NSO)
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Gavriel Lipkind 無伴奏チェロリサイタル   [コンサート]

 中正記念堂のある広場に、国家音楽院という2000人以上入る立派なコンサートホールがある。外見は中国風だが、内部は所謂コンサートホールで、舞台に立派なパイプオルガンがある。2階席は、扉から入ると通路がなく、客席の間をぬって自分の席に着かねばならず、ちょっと戸惑う。1階席は普通。DSC00341.JPGDSC00339.JPGDSC00335.JPG
 中国語では、利普金(リプキン)と音にあわせた当て字で書くが、外来語は必ずしも、あて字が一定ではないそうだ。残念ながら、コンサートの入りは悪かった。私も生演奏を聴くのは初めて。まさか、台北で聴くことになるとは思わなかった。
 とにかく、テクニックが抜群で、エネルギーに満ちた曲芸のようなチェロだ。指が回るのは当たりまえで、速さの限界へ挑戦という感じ。バッハは装飾音を加えたり、また音階の音を省略したりと、リプキン固有の時空で、バッハを感じているような、この人の体内で、どんな曲も一旦吸収され、別な形や色彩で甦る、何だか現代アートに似ている。同じものを見ても、表現が違う絵画の世界を音楽に移したような、音楽への思いが、かなり個性的なところが、魅力なのだろう。個人的には、正統派の音楽の方が好みだが・・・
 観客は少なかったかったが、カーテンコールはかなり熱狂的だった。エンドピンを止める板のついた、小さな丸い椅子を使っていた。ピアノ椅子が嫌いで、持ち歩いているのかもしれない。(G)
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右の建物がコンサートホール、左は劇場
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淡水 [台湾]

 かつての、台北の貿易港で、夕日がとても美しいそうだ。海に面した山の斜面に、洋館が建ち、ロマンチックな場所。海岸には夜市のような、日本でいえば、縁日の出店が常設され、珍しい食べ物もある。
税務司官邸DSC00570.JPG
真理大学・・・カナダ長老教会宣教師のジョージ・レスリー・マッケイが設立、台湾に西洋医学、西洋野菜など伝えた。DSC00576.JPGDSC00579.JPG
チャペル内で、パイプオルガンのコンサートをやっていたが、お客さんはいなかった。DSC00580.JPG
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紅毛城 ・・1628年にスペイン人が建城、後にイギリスが領事館DSC00592.JPG
旧英国領事館 ・・・紅毛城の隣DSC00595.JPG
鐡蚕・・基本醤油で煮た卵、風味がいろいろなヴァリエーションがあるそうだDSC00521.JPG
愛玉檸檬
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油揚げの中に春雨、魚のすり身でふたしてある。トマト味で煮込んだものを食べた。DSC00536.JPGDSC00543.JPG
注文票とお金はお皿で会計へ運ばれ、料理と一緒に、おつりが届くDSC00541.JPG
淡水 漁人碼頭(フィッシャーマンズワーフ)・・長い桟橋があり、天気が良ければ、すてきな場所
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TAIPEI101 [台湾]

 高さ509.2mで、地上101階、地下5階、2004年完成時には世界一の高さだった。展望台は89階。87階 - 92階の中央部の吹き抜け空間には、風による振動を抑える、巨大なウィンドダンパーがある。晴れていたら、さぞ良い眺めだろう。高速エレヴェーターの列が長くとも、超高速なので、あまり待ち時間を感じない。
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市政府
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迪化街 [台湾]

 漢方薬、乾物などの問屋街、清時代の終わりに栄えた町とのこと。同じような店が続いており、どこで買ったよいのか、決断するのが容易ではない。干しえびは、早まった感があったが、他は立派な漢方薬のお店で買った。
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縁結びの神様
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お供えもの
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トマト味の刀削麺
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台湾の味 (1) [台湾]

 中国料理という括りの中で、総じて食べ物は薄味で、汁物は出汁がきいて、日本人が好きな味わいだ。とても美味しい。もう何年も日本で買う機会のなかった、台湾産の干しえびを日本に持ち帰り、お粥をつくったところ、とても良い出汁がでて、これだったのだと納得した。
 ファーストフードと言えるような、店先で作り、持ち帰りもできる、チェーン店の餃子店、ワンタン店、麺の店、包子点がたくさんあり、いつでも、温かいものを食べることができる。大体ランチでも200元あれば、十分とのこと。
こういうお店は、テーブルの上に注文票があり、欲しいものをチェックして、お店の人に届けるのが普通のやり方で、料理は、運ばれてくる。
 日本で有名なディンタイフォン(上海料理)の小籠包は、最高級ランクで、一つ20元。庶民の味なら10~12元だと思う。DSC00329.JPG
店の外で順番待ちの番号
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 客家料理は甘辛醤油系の味付けで、ご飯といっしょに食べたくなる、懐かしい味だった。
晉江茶堂は民家を改造したような、ひなびたお店で、擂茶という、色々な食材をすりつぶして、熱いウーロン茶を注いだ、きなこ味に似た、少し甘いデザートが、珍しく美味しかった。
http://www.tabitabi-taipei.com/html/data/10239.html
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擂茶の成分
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総統府 [台湾]

 日本が統治していたときの総督府、1919年完成、第二次大戦時米軍の爆撃で焼けたが、戦後中国政権下、改造され、今日も使われている。土曜は内部を見学できる。かなりの量の資料が展示されている。(G)
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最も感謝されている日本人のひとり
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中正記念堂の衛兵交代、広場の軍事式典 [台湾]

 中正とは蒋介石のことで、高さ70mの巨大な記念堂の89段(89歳で死去)階段を上った上階にある、石造の前で、毎正時、美しい衛兵交代の儀式が執り行われる。別の日、偶然にも、衛兵の控え室までこの歩調で歩く姿を見た。DSC00459.JPGDSC00278.JPGDSC00281.JPGDSC00282.JPGDSC00285.JPGDSC00287.JPGDSC00464.JPGDSC00466.JPG
 ここは巨大な広場で、西から東へ門をくぐると、左に国家音楽院(音楽ホール)、右に国家戯劇院(劇場、オペラ)があり、中央の広場の先に記念堂がそびえたっている。軍事パレードはまさにマスゲームで、若い兵隊さんたちが、刃物のようなものが付いた、鉄砲のような道具を、バトンのようにくるくる回す練習をしていた。蒋介石の衛兵になることが究極の目標なのだろうなあと思った。(G)
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台湾という国・謝謝台湾3.11地震支援 [台湾]

 台湾は多民族国家なので、台北の地下鉄(MRT)にのると、4ヶ国語のアナウンスがある。北京語、台湾語、客家語、そして英語だ。台湾語は17C~19C福建から移住してきた人、客家(はっか)語は清時代に移民(移住)してきた人の言葉とのこと。どちらも文字は無いが、客家語のテレビ放送はあるらしい。国民の3/4は台湾語を話すが公用語は北京語。DSC00368.JPG
 日清戦争後日本に割譲されて、戦後まで約50年統治し、インフラ整備に貢献したたこともあり、日本語はかなり通じ、若者も日本語を勉強する人が多い。戦後中国の統治下に置かれ、忌まわしい2.28事件を経て、経済発展してきたものの、外交的には、中国の国連加盟と同時に、脱退して以来、孤立ぎみだ。太平洋の島国、中南米、アフリカなど23ヵ国としか正式には外交していない。町並みや、人々はとっても日本人に似ており、MRTなど日本も導入されたらいいなと思うところも沢山ある。でも、常に大国の中国との関係の中に身を置く制約は、いつまで続くのだろうか・・。DSC00550.JPG
 2011年3月11日東日本大震災の義捐金を台湾から約200億円ももらったのに、日本の国として、感謝状の広告を新聞掲載されることはなかった。米国、英国、フランス、中国、ロシア、韓国の新聞と国際英字紙ヘラルド・トリビューンの計7紙のみに掲載したとのこと。そこで、日本人有志でお金を集め、民間で感謝広告を台湾の紙面に掲載したという。
ハートの中に台湾と日本DSC00560.JPG
 2012年3月11日台湾の北の港町淡水で、台湾在住日本人ヴォランティアによる、地震への支援を台湾に感謝する催しがあり、友人に連れられて私も参加し、いっしょに黙祷した。日本からの御礼のメッセージも展示され、思いが通じてよかったなと、ヴォランティアの民間外交に感謝の気持ちで一杯だ。世界中の日本人がこの日この瞬間に様々な式典や催しなので、日本人の代表として、感謝の気持ちを伝えてくれたのだろう。有難い。(G)
日本からの感謝のメッセージ(日北京語対訳)DSC00563.JPG
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茶藝講座 [台湾]

 この日、本物のお茶の香りと味を体験できた感動が、忘れられない。
 駐在員の奥様方が通っている茶藝講座に、飛び入り参加させてもらい、鐵観音600g1800元から8000元のものまで8種類のお茶を味合わせてもらった。
 手順は、温めたふた付きのお茶碗に2gのお茶と95度のお湯を注ぎ、5分たったら、ふたをずらして、茶漉しを通しお茶を移し、さらに小さなお茶碗に移して、香りを楽しみながら、飲む。お茶葉を捨てた後、残り香も楽しむ。
 美味しいお茶を入れるには5つの条件があるそうだ。お茶、水質、お湯の温度、蒸らし時間、あとは何だっただろうか。茶器だろうか。不思議なことに、5人の生徒が入れたお茶の風味が、確かにそれぞれ、違うのだ。具体的な条件を想像すると、先生がお湯を注ぐ順番でお湯の温度や蒸らし時間も微妙に変わる。熱いお茶碗のお茶を移し変えるタイミングとその勢い、ふた付き茶碗その物の焼きや大きさでもお茶の味は変わるという。ここでは、お水も念入りに濾過した上質のものを使っており、完璧な条件が揃わない限り、最高のお茶の香りを引き出すことはできないのだ。DSC00326.JPG
 
 最初のお茶は、先生が移し変えて下さった。そのせいで、今まで日本で飲んだことこのない、香りのよい鉄観で、おや、美味しいなと思った。次のお茶は自分でやってみたが、茶碗が熱く、恐る恐る移したため、一つめのお茶より高価なのに、美味しくない。3つ目も苦かった。そんなときは、上手に入った方のお茶を皆で試飲し、本当の香りを体験するのだ。私は初めてとはいえ、これは大変だと思った。次はさらに高価なお茶になるので、今度は心して、お茶を蒸す5分間の間に、お茶を移すときのイメージトレーニングをした。茶碗を手もとに引き寄せ、手首を返してお茶を移す練習をして、その瞬間を待った。ビギナーズラックとでもいうのか、この回は、とても上手に入れることができ、先生にも褒められ、皆さんも私の入れたお茶を試飲した。次の回は、5秒前の知らせがなかったので、皆慌ててしまい、私も焼けどするほど手が熱かったが、お茶をこぼしながらも、勢いよく半分くらい入れることができ、それも、先生がうなずいて下さり、成功だった。
 長鉄の春茶(春摘んだ茶6400元)は、本当に香り高く、舌上の奥の方左右で、甘みを感じた。普段舌のこんな場所で味を感じたことがなく、とても驚いた。次は同じ値段の、先生が作った冬茶で、すごく滑らかで後味がよかった。冬茶は韻味佳、春茶は香気高とのこと、本当にその通りだった。私も未知の体験に、とても興奮してしまった。
 美味しいお茶に感動している様を見て、先生も嬉しいご様子だと、皆も喜んでくれた。有朋自遠方来 ということで、特別に最高級8000元の冬茶を先生が入れて下さった。喉韻という表現があるそうで、まさに、このお茶の余韻は口、鼻、喉にずっと残り、心も体も、ふにゃふにゃになるほどの、幸せを感じた。(G)
 
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台北の信号機と階段 [台湾]

 信号機のない交差点では、車やバイクの軍団の間を見計らって渡るとき、かなり緊張する。しかし街を歩く人は、東京に比べ、かなりのんびりしていて、普通に歩いていると衝突しそうになる。
 そんな人達を促すためだろうか、信号機には、渡ることのできる残り時間が表示され、残りあと数秒になると、緑色の人物の動きが、歩く速さから、小走りに変わる。私の観察したところでは、短い横断歩道より、広い車道の方が、時間が短く、信号機の中の人物は、すぐに小走りになる。ここは、さっさと歩きましょうということかなと、なんだか微笑ましい。初め、地下街に下りる階段が急で怖く感じたのは、もっとゆっくり下りましょうというサインだったのだと、今はわかる。日本では、赤信号残り時間が表示されるのが普通だと思っていた。(G)
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龍江路、北投温泉 [台湾]

 友人が、中国語・日本語のタンデムだった台湾女性も一緒に、栄星公園近くにある、台北で一番大きい市場と北投温泉を案内してくれた。(G)
北投温泉博物館
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北投石DSC00224.JPG
バス後払いDSC00206.JPG
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栄星公園のりすDSC00178.JPGDSC00177.JPG
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国立故宮博物院 [台湾]

 MRTとタクシーを乗り継いで、朝一番に故宮博物院に行った。ツアー客の間をぬって、9時前には、とりあえず肉形石と翠玉白菜をしっかり見届けた。故宮で見るべきものが、なぜトンポーローと、白菜なんだろうと初めは驚いたが、発想の勝利に違いない。肉の方は、自然の石に色づけし、白菜は、二級品の翠玉から生まれた。さらに小さな芸術品は、オリーブの種を小舟に見立て、虫眼鏡でも解読できないほど細かい彫刻だ。裏側に、文字も刻んである。青銅器でも陶磁器でも、内側外側、底の裏側などに、文字、詩、散文など彫られていることが、歴史的芸術的価値を高めているのだろう。中国文化と書は、いつも一体なんだと気づかされた。(G)
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以下袖珍博物館のドールハウスDSC00160.JPGDSC00163.JPGDSC00155.JPG
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初めての台北 [台湾]

 友人がこの春日本に帰国することになり、駆け込みで台北を訪ねた。春休みの観光シーズンで割安な航空券が、エバー航空しか残っておらず、ホテルも2ヵ所になったが、友人がこちらの方と会えるチャンスも作ってくれたので、楽しみだ。
 羽田空港国際ターミナルは新しく、気持ちがよい。成田の欠点をクリアし、トイレが広くてありがたい。かなりの荷物を持ち込める。お土産物売り場もテレビで見たとおり、テーマパークのようだった。
 台北松山空港からタクシーで台北駅に向かったが、車からの景色はとても広々としていて、何より外が暖かいと感じられるれだけで嬉しい。機内アナウンスでは29度と言うことだった。機内が驚異的に寒かったので、外気のいぬくぬく感は感動的だった。しかしそれもつかの間、ホテルの部屋はもちろん、建物内はとにかく冷房がきつく、シンガポールを思い出す。
 機内食でシーフードを選んだら、細長いさつま揚げが二本と、煮込んだゆで卵が丸々一個、ご飯にのっていた。味は甘辛、後で友人に話したら、こちらでは、てんぷらといって、よく売っているそうだ。たしか、そういえば、日本でもそう呼ぶのを、聞いたことがある。
 夜は、庶民的な餃子屋さんと、三越デパ地下の、イートイン台湾スイーツを案内してもらった。(G)
台北駅
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METライブビューイング-神々の黄昏 [映像・放送]

 4作の中で、私は一番気に入った。だんだんと映画に対する要求水準が下がってきたこともあるかもしれないが、オケよりも歌手が全員、とにかく素晴らしい。歌だけでなく、細かい演技や、顔の表情は俳優のレヴェルだ。一人一人が役になりきっていて、グンターや、グートルーネも存在感があり、生身の人間を表現している。ジークフリートの死で、舞台で本当に涙を浮かべる演技は初めて見た。どの場面も違和感を感じるところは無かった。例えば、いつも気になる場面、ジークフリートが刺されるとき、ノートゥングはどうなっているんだろうと思うのだが、舞台上に放置されていたり、舞台端に立てかけてあった舞台も見た。でも今回はジークフリートがノートゥングを振るおうと手にとったが、力及ばず倒れるという風に、腑に落ちる、当たり前のような分かりやすさを目の前で見せてもらった。
 毎度残念なのは、METのお客さんが、舞台転換場面で歌がなくなると、あからさまに咳をはじめることだ。幕が下がる前の拍手もお国柄で、どうも馴染めない。
 ジークフリート役に抜擢されたモリスの声が、早くも嗄れていたようだったが、3幕は滑らかで素晴らしかった。撮り直ししていることはないと思うので、今回全体を通して、ミスの少なさが見事だとつくづく思う。(G)
指揮:ファビオ・ルイージ 演出:ロベール・ルパージュ
出演:デボラ・ヴォイト、ジェイ・ハンター・モリス、エリック・オーウェンズ、ヴァルトラウト・マイヤー
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日本音楽コンクール-受賞者発表演奏会 [チェロ]

 銀座の王子ホールで、昨年行われた日本音楽コンクール各部門で優勝された方のお披露目のような演奏会があった。ホルン、チェロ、バイオリンの3名が出演、なぜか一人の演奏時間は15分~40分くらいと、楽器により差があった。
 チェロの岡本侑也さんは、シューベルトのアルペジオーネ・ソナタを演奏した。17歳という若さで、人生の喜怒哀楽全てに思いが及ぶような「歌」だった。音の跳躍が激しいこの曲は音をとるだけでも難しいと言われているが、技術的不安を何ら感じさせない流麗な音楽が心に染みる。演奏者本人が、音楽を愛し感動しているからこそ、私たち聴き手に幸福感を届けてくれるのだろう。いろんな演奏をもっと、もっと聴いてみたいと感じた。(G)
銀座ヤマハでやっていた東京ウィンナホルン協会ミニコンサート
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