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キール歌劇場ーラインの黄金 [オペラ(海外)]

 小さな劇場の2Rang1列目なので、視界はよかった。舞台の色使いもなかなか美しいと思う。Rheingoldでは、どんな巨人族が出てくるかが楽しみの一つ。ここの巨人族は今まで見た中で、最も綺麗で感心した演出だった。動きのある張り子の骨組みのような人形の手足を、3人の黒子が動かす。左手担当は歌手本人で、動きも少し手伝うのだが、この人形の動きがとても自然で、ずっと見ていたい気分になる。
https://www.theater-kiel.de/oper-kiel/repertoire/produktion/titel/das-rheingold-3/ (キール歌劇場)
 しかし、オケはどうしたことか、始まりのHr.の音の分担がうまくいかず、やはり中高音が綺麗に出ない。バイロイトの美しさに慣れてしまったのか、出だしのHr.にはがっかり。チェロは6人、1Pultは女性二人で、チェロが一番音程が合っていた。久しぶりに地方都市のリングを聞くが、隙間を感じる演奏で、残念ながらわくわくしなかったが、上品さは伝わって来た。
 この前、東京の新国立劇場で紫苑物語に出演された高田智弘さんがDonner役だった。配役表にKs.とあるのはKammersänger(宮廷歌手)のことであり、Kielで活躍中だ。

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