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BDLO3日目 [チェロ]

 三日の朝になると、突然この楽器でキチンと弾きたいという欲求が湧いてきて、同室のVnの人とホールで朝食前の朝練をした。ポジションの微妙な違いによる音程が気になり、やっと楽器との対話できるところまで慣れてきた。そんな時、突然ホールのドアが開き、チェロの先生が楽器を担いで立っていた。あまりにびっくりして、とっさに立ち上がり、おはようございます!と言ってしまった。勿論言い直したけれど、先生の練習場所を占拠してしまったのだ。
 今年先生は空き時間にいろいろなソロを弾いている。どこかのオケか歌劇場の試験を受けるらしい。昨日朝も散歩していたらお城の中から素晴らしいHaydn D-Durが聞こえた。休憩時間もホールでドボコンやハイドンを弾きまくるので、オケメンバーは練習したくても音が出せず、座って静かに聞いている。昨日パート練習部屋へ早めにいったら、すでに先生が練習中だった。
 午前のパート練後のTuttiの時、先生と楽器ケースが隣同士だったので、声を掛けられ、どこで楽器を借りたのかと聞かれた。去年も楽器を借りていることには驚かれた。ここで用意してもらったと言うと、じゃあ来年も来いよ!と親しげに言うので、来年はブルックナー8番で3楽章のハイポジションで美しいメロディがあり、借りた楽器で弾くには難しすぎると言うと、先生は8番は弾いたことがないけど、大丈夫だよ、来いよ!と言われ、じっと目を見られた。ドイツ人は2回目だと急に親しげになるので、トップサイドの若者も去年とは比べられないほどの笑顔を見せてくれる。
 来年のBDLOの指揮者が初日から来ており、夜、お城の小さな古いチャペルで、30分間オルガンの説明と演奏があった。この方も英語とドイツ語を交互に話し、やはり日本人に理解してもらうために、英語を使った方が良いという考えたのかもしれない。

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