雪のハッケシャーマルクト

　ハッケシャーマルクトへ行ってみた。昨日はベルリンに来て初めて、一日中日差しがあり、道路の雪がかなり解けた。今日は小雨も降ったが、ハッケシャーマルクトへ来て見ると駅前は雪どけのどろどろの水溜りだった。
　昨日気付いたのだが、お天気がいいと、行き交う人の表情も明るく、生き生きしている。自分自身が太陽を見てついにっこりしてしまうのだから、皆嬉しい気持ちは同じなのだ。
　交差点の信号待ちのとき、窓拭きしませんかと、小銭を稼ぎに寄ってくるお兄さんが昨日は目に付いた。午後になると学校を終えた子どもたちまで、窓拭きのブラシとペットボトルを持って地下鉄を降りて来た。暖かくなると活動意欲も湧くものだ。
　Ｓバーンから見ると、博物館島の周りのシュプレー川が凍って見えた。あまり寒いという実感はないが、雪が積ったり凍ったりで、先日の新聞に、囚人が雪かきに駆り出されるという記事が載っていた。除雪の経費削減も大変だ。
　ミュンヘン・マリエンプラッツの伝統あるＢｉｏのパン屋がハッケシャーマルクトにも支店を出している。ここのパンはとても素朴で、ずっしりとしており、Ｑｕａｒｋ（カッテージチーズ）入りの菓子パンですら殆ど甘さは無い。（Ｇ）